【テニプリ】もしも王子様たちが吹奏楽部だったら

トランペットパート1 ページ14

メンバー

◎手塚国光
○越前リョーマ
○真田弦一郎
○切原赤也



越前side



手塚「リレーチューニングだ。B♭で2拍ずつくれ」

手塚部長、真田さん、切原さん、俺の順番でリレーチューニング。

まずは手塚部長の芯のあるまっすぐな音。

次にちょっと荒っぽいけど力強い真田さんの音。

次の切原さんは....ピッチ悪すぎ....。音はいいのに。

最後は俺。ピッチには自信あるんだよね。スケールも。薬指フル稼働だけど。

手塚「アタックが揃っていないな。このままでは曲を吹いても揃わないだろう。もう一度だ」

越前「手塚部長、切原さんのピッチ悪すぎ。確認しなくて大丈夫っすか？」

切原「ゲッ....」

手塚「それは俺も思っていた。切原、ひとりで吹いてみろ」

手塚部長が気づかないわけないか。

切原「へーい」

『パーーー、パーーーーーー』

うわずってるな。

切原「あれっ？このチューナー壊れてんのか？」

越前「アンタ何言ってんの？」

この人アホなのか？いや、バカ？
壊れてるも何もアンタのピッチがあってないだけじゃん？

切原「いや、だってさ、合わねー。おかしいっすよ」」

真田「たわけが。おかしいのはお前の音程だ」

手塚「では改めてもう一度だ」

手塚部長、真田さん、切原さん、俺。
あ、今度は合ってる。入りやすかった。

それから、手塚部長の進める基礎練はいつも通り順調に進み、あとはタンギングで終わりだ。


『〜〜〜♪』


フルートの音色？
なんでこんなとこまで....。


越前「手塚部長」

俺は立ち上がっていた。

手塚「なんだ」

越前「すみません、トイレっす」

手塚「ああ」

フルートの音につられて俺は部屋を出た。



たぶんあの人が吹いてる。

幸村と越前1→←フルートパート1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す