ひとつ屋根の下で (ページ3)

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よし、と腕まくりをしようとした時、

「僕手伝いますっ」

と後ろから声がした。

『ソヌ！ありがとう〜』

『あ。でも、疲れてるだろうからやっぱりいいよ』

今は私を手伝うよりも疲れを取ってほしいとお断りしたものの、ヌナのお手伝いしたいの！と口をふくらませて私に詰め寄った。

『…かわいい、。じゃあ手伝ってもらおうかな』

sn「やったー！」

ヌナと2人だ〜、と嬉しそうに後片付けを始めた。

片付けをしながら、ソヌは今日あったことや新曲の振り付けが難しいとかを表情豊かに私に話してくれた。

『ふぅ。ソヌが手伝ってくれたから早く終わったよ〜』

ありがとね！とお礼を伝えた。

sn「どういたしまして」

するとソヌはあの、、と何か言いずらそうに少し下を向いた。

『どうしたの？もしかして悩みごとか何か？』

『私でよければ聞くよ』

ただのお手伝いさんだけど少しでも彼らの力になれることはしたい。

sn「いや、そうじゃなくて！」

「今日！僕の部屋に来てください…！」

てっきりもっと重い事だと思っていた私は呆気に取られた。

『全然はっきり言ってくれていいのに、ふふ』

『わかった、今日ね』

sn「！」

「じゃあ、部屋で待ってます、。」

頬と耳を真っ赤に染めて、またあとでね！ヌナ！と部屋へ向かっていった。

よくニキやジェイクなどの部屋に招かれたことはあったけど、ソヌからお願いされたのは初めてで少し胸が弾んだ。

自分の部屋に戻り、まだ思春期なんだろうな〜とか何話そうかな〜と考えているとコンコンとノック音がした。

ソヌかな？と思いながらはーい、と返事をすると扉が開いた。

「今いい、？」

返事をする暇も与えずヒスンは入ってくるなり、私を抱きしめた。

彼は疲れているとこうして私の部屋に来てはハグをする。

私も腕を彼の大きな背中に回してトントンする。

『おつかれ、今日もよく頑張ったね』

グループの長男という大きな責任を背負う彼。

初めの頃はヒスンが私の部屋に来て色んなことを話す感じだったけど1年ほどたった頃、ハグした方が落ち着くからと今ではそうしている。

hs「俺、上手くやれてる、？」

『もちろん！』

『なんならもっと私たちに頼ってほしいくらいだよ』

hs「…Aがいてくれて良かった」

「いつもありがとう」

今度は私が頭をポンポンされた。

『！』

『こっちこそ、いつも気遣ってくれてありがと』