2:僕らヤンデレ芸人やってます。 (ページ2)

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下田「誰来るんすか？」

粗品さんに聞くと粗品さんはニヤニヤ笑いながら答えた。

粗品「かまいたちさんとこのマネージャー。えらいいい子なんよ。」

下田「えぇ……全然話したことないし堅っ苦しい人っぽいやないすか。苦手かもしんないです。」

粗品「あぁーもうそんな考え一瞬で変わるで。ほんまに凄いんやって。」

俺が頭を抱えているとその子は来た。

『お久しぶりです！粗品さん！』

粗品「おっ、こっちおいで。」

その子はちょこんと粗品さんの隣に座った。

『大阪以来ですね！』

粗品「そうやな。そうそう、さっき言ってたやつの下田な。」

『ちゃんと話すのは初めてですね！かまいたちさんのマネージャーをしてます、Aと申します！よろしくお願いします！』

そう言って深々と頭を下げた。

下田「えーっと…コウテイの下田です。よろしくお願いします。」

それにつられて俺も深々と頭を下げた。

粗品「お前ら堅いねん。お互いに呼び捨てでええやろ。」

下田「A…？ほんじゃよろしくな。」

『私は流石に恐れ多いので下田さんで…。』

そう言って彼女はもう一度頭を下げた。

別にタイプとかそんな訳じゃないのに。

お辞儀をする一連の動作があまりにも美しくて不覚にも綺麗だと思ってしまった。