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『私さ、もうここ通えなくなっちゃった。』
都築「……は？」
Aは泣きそうな顔で言ってきた。
『遠いから… もうお金が無くて…。ごめんね…。』
Aは自分の肘をさすりながらうつむいて続けた。
都築「…俺とのコンビはどうなるんだよ。」
『つづちゃんなら…ピンでも他の人とでもやってけるよ。ほら、前にごた君と組んでたげ。』
都築「なんで…。はは、意味分かんね…。」
Aの言うことが理解出来なくて追い付けてなくて頭を抱えた。
『養成所の人にはもう辞めることも話してきたから……。』
頭がまだ追い付いていないのに勝手に事が進んで行く。
気づけばAが養成所を辞める日になっていた。
後藤「なぁ、都築。」
不意に肩を叩かれた。
.
.
.
つづちゃんの怒鳴り声が聞こえる。
『なんだ…？』
つづちゃんが怒るなんて珍しい。
声のする部屋まで足を運んだ。
都築「お前ッ……！！自分が何したか分かってんのかよ！！！」
こっそり部屋を覗くとつづちゃんがごた君の胸ぐらをつかんでいた。
後藤「限界だったんだよ！お前も言ってたじゃねぇか！！Aを世に出したくないって！！」
何を言ってるんだ。
後藤「だから…！！養成所の人に頼んで辞めさせたんだよ！！！」
お金が足りないというのは嘘だ。
上の方から辞めるように直々に言われた。
つづちゃんに心配かけないための嘘を吐いた。
なんでごた君がそのことを知ってるんだ？
後藤「Aが…好きなんてもんじゃないんだ…お前もだろ？あいつを苦しめてでも手の中に納めておきたかったんだよ…。」
それをごた君が言った瞬間私は音を立ててしまった。
つづちゃんとごた君が一斉に私の方を見る。
あれ、私倒れてる。
今日辞めるのに、笑って辞めたかったのに。
『最……低。』
私のこの言葉はきっと聞こえていても響かなかった。
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BL美少女 - 面白かったです！今から続編見るところですー！ (9月5日 21時) (
レス) id: 788f899c24 (このIDを非表示/違反報告)
広端水道 - 唐柿煮さん» コメントありがとうございます！面白いと思って頂けて光栄です！これからも頑張ります！！ (2020年5月11日 12時) (レス) id: 232328d4ee (このIDを非表示/違反報告)
唐柿煮 - こんにちは！初見なのですが、とても面白いですね！これからも頑張ってください！ (2020年5月11日 12時) (レス) id: ee0d22105a (このIDを非表示/違反報告)
広端水道 - ロンメルさん» コメントありがとうございます！粗品さんの場面は描いてても楽しいです！最高と思って頂けて何よりです！！ (2020年5月10日 20時) (レス) id: 232328d4ee (このIDを非表示/違反報告)
ロンメル(プロフ) - あ…あの…粗品が最高です…！！ありがとうございます！ (2020年5月10日 19時) (レス) id: 1565dc2f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：広端水道 | 作成日時：2019年8月17日 4時
