君以外は何もいらないよ..part2*【名前変換オリジナル】

５１、僕side ページ34

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「そして"俺"は―…


昔の、君」



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もう一人の僕が言った言葉。


僕にはもう、全く意味が理解できなかった。



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「つまり…

事故に遭う前の君が、今の俺みたいなものなんだ」


奏人「…」



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そんなわけが、ない。

僕は…僕なんだから。



でも…



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「まぁ性格はこんなんじゃないけどね。


俺みたいじゃないから安心しなよ」



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昔の記憶が一切ないのは、何故？




その時、どこからか声が聞こえてきた。



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『奏人、助けて…！』


奏人「ｯ?!」



この声は…A?!



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「ほら、お姫様がお呼びだぜ？

行ってこいよ」


その声と同時に、僕は駆け出していた。



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気が付くと、僕はAの家の中に立ち尽くしていた。



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