君以外は何もいらないよ..part2*【名前変換オリジナル】

４８、貴方ｓｉｄｅ ページ31

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下校中。


私は俺奏人と話しながら帰っていた。


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…そこまでは良かったのだ。


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もうすぐ家に着くというところで、あることを思い出した。


A「あ、野菜買ってこなきゃ…」


確か、昨日で人参が切れてたはず。


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A「ごめん、行ってくるね！」


奏人「俺も行こうか？」


A「近くだし平気だよー」


まぁすぐなので一緒に行く必要はないなと思ったのだ。


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A「じゃあね」


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なんで断ったのだろう。

なんで、一緒に行きたいと思わなかったのだろう。


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思いもしなかったんだ。


あんなことが起こるなんて。


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あの人が、あんなことをするなんて。


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A「今日もいい天気だなぁ…」


そんな呑気なことを言っていたその時。


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A「…むぐっ?!」


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背後から忍び寄る影が私の口を封じる。

苦しい…


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必死の思いで後ろを向く。


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A「?!」


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ああ、なんで貴方が…


そこから私の意識は途絶えた。


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