君以外は何もいらないよ..part2*【名前変換オリジナル】

４５、貴方side ページ28

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燐人「俺に…しない？」


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ベッドに倒れている私の身体。

顔の横に置かれた大きな二つの手。


そして目の前には―…


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いつもと違う表情の、燐人。

不覚にも少し格好良い…と思ってしまった。


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A「え…」


全く意味が理解できなかった。


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"俺にしない？"


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君が言っていることは…


恋愛について？

それとも、遊びで言っているの？


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燐人「お前を束縛するようなあいつじゃなくて…

俺なら、お前を守ってあげられる。


なぁ…俺にしろよ」


徐々に近づいてくる君の顔。


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これを受けいれれば、楽になれる？


奏人のことも美波のことも燐人のことも、

何も考えなくてもよくなる―…？


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そんなの、駄目だ。


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燐人「…ｯ…柏木？」


私は燐人の口許に手を添えた。


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A「…ごめんね、燐人」


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私は―…


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A「束縛なんかされてないよ」


制限されても、何をされても…


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A「心配してくれたのは嬉しいけど、大丈夫だよ」


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奏人のことが好きなのは変わらないから。


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