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彼女に言われよくよく考えると、確かにそうだ、と思えてきた。
…私は馬鹿か。何が関係を崩したくないからだ。
別にあんな奴ほっといたっていいじゃないか。嫌われたって知ったことじゃない。
それに、小さい頃だって何度か喧嘩して仲崩れかけてるのに、何を今更…
「ああっ…！」
私は頭を抱えその場にうずくまる。
何だろう、今すっごく自分が馬鹿で惨めに思えてきたぞい。
しかも彼女は、追い打ちをかけるように…ニヤニヤと意地悪く笑い、言った。
「あとこれは単なる噂なんだけどね、神谷がAのことを好きかもって言う話があるんだよ？」
「えっ？！優弥がぁ？！」
私は驚いて大声を出す。
その一言で皆の目線が一瞬こちらに集まるが…すぐにそれは逸れた。
あの…優弥が。
あの秀才で虫が嫌いで格好いい優弥が超絶馬鹿な私のことを好きだってぇぇぇぇぇ？？？！
「な…な…な…」
私の頭の周りには今可愛いヒヨコさんがいっぱい回っているだろう。
確かにそれを考えれば今朝、顔が赤かったのに合点がいく。
そうか…そういうことだったのか…！！！
「だったら好都合じゃん。告白しちゃえ！２つの意味で！！」
興奮しているのか私の背中を強くバシバシとたたく雅。
確かに…これ以上のチャンスはどこにもないかもしれない…！！
私はぐっと拳を握って、彼女に宣言した。
「…わかった。私、明日…――――告白してやるよ。優弥と聖に！」
「頑張れ！！」
「こら、雪乃ちゃん、赤坂ちゃーん！サボってないで片づけて―！」
…お喋りが過ぎたのか、先輩に注意されてしまった。
そんな私たちは舌を出し合い、「てへっ」と笑い片づけに取り掛かる。
明日は、結果がどうであれすっごくいい日になりそうな予感！
…私はバカだ。
だけどこのことだって、ああなると少しでも予測できていればよかったのかもしれない。
聖の、あの態度から。
このことで私が更にバカだと思い知らされるのは少し先のこと。
唐突に訪れたチャンス。それは私の新たな１歩とともに、私の日常の崩壊の始まりだった。
さよなら…――――愛しき日々。
戻れないのは…私だけでよかったのにね…――――？
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* - ごめんなさい…小説ではなく、小説風でした… (2019年2月23日 16時) (
レス) id: d088684f45 (このIDを非表示/違反報告)
* - …動物を○してるなんて読みたくなかった…きっと動物が好きな人が読んだらとても不快な気持ちになるんでしょうね…。…ごめんなさい動物を…○してると言うのは幾ら小説でもどうしても嫌だったので… (2019年2月23日 16時) (レス) id: d088684f45 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 途中でイカサマライフゲイムありました…よね？ (2014年5月26日 22時) (レス) id: 81ea943e07 (このIDを非表示/違反報告)
フュンフ ―funf―(プロフ) - まこさん» コメ有り難う御座います！…？ああ、それですか？！優弥君の噂になってるヤツですよね？！ ﾒ木几又 ←を組み合わせてできる漢字を当てはめると意味が通じます。ｽｲﾏｾﾝ、解りづらくて。この解説を加えておきますです。 (2014年4月9日 18時) (レス) id: 9333c965f2 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - ば◯してるってなんですか？ (2014年4月9日 1時) (レス) id: 70dbef6ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肆 | 作成日時：2013年12月25日 18時
