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「…ぁ…」
彼の姿を認識した途端、雅の顔には困惑、優弥は不思議そうな、私には恐怖の色が浮かぶ。
…何故、恐怖したのかは解らない。
けどきっと、私の目にはこう見えたのだ。
背が高い彼の顔が私たちを見下すかのように。
「聖、…」
「A…」
小さく呟いた私に反応するかのように呟いた彼。
その目は虚ろで、まるで私たちのことなんか見えてない、そんな感じ。
雅や優弥に至ってはこの場を改善しようとかいう気が全くもって感じられなかった。
修羅場っていうのかな？私はとにかくこの場の雰囲気を変えたかった。
どうしよう…何か言わなきゃ…何か言って、この場を変えなきゃ…
「聖、お、おはよう。ご、ごめんね？今日勝手に先行っちゃって…」
何か言おうと思って必死に考えて出てきた言葉が、彼に対する謝罪だった。
何だよ…私の馬鹿ぁ！馬鹿かお前は？！こんなんで改善されるわけないだろう？！
「あー…いいよ別に気にしてない。というかそうだと思ってた…おはよ」
「はよっ」
「おはよ」
彼は全くの棒読みで言葉を返した。その言葉から、彼の感情は見て取れない。
それに対し暢気に挨拶を返す優弥と雅。
君たち、ちょっとは聖の変化に気づいてあげようよ…！！
「ごっめんね？君の大事な大事な幼馴染みちゃんと学校来ちゃってさ」
「いや、だから気にしてないっての」
優弥が意地悪そうに言ったのを否定した聖。
でも、普通にしゃべれてる。
さっきの修羅場な空気はどうやら改善されたらしい。
まぁよかった…、と私がほっと胸をなで下ろしたとき。
「あ。そだ。Aちょっと借りてくよ？」
「はいっ？」
聖がその言葉とともに、私の腕を掴んだ。
驚いた私からは間抜けた声。
「え？何に使んだ？」
問う優弥に、聖はニヤッと意地悪そうな笑みを浮かべる。
「ちょっと用事あるだけ−。いいだろ別に？俺の大事な大事な幼馴染みちゃんを無断で連れてった罰だ」
そう言って、私をぐいっと引っ張ってどこかへと向かう。
「罰ってかおあいこだろ？！つーかどこ行くんだよ？！オイ？！」
教室から聞こえてきた優弥の言葉なんかまるっきりガン無視して。
聖は私をどこかへと拉致した。
＊
終わり方いいのかこれでｗ
優弥くんキャラ保つの難しい…はぁ。
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* - ごめんなさい…小説ではなく、小説風でした… (2019年2月23日 16時) (
レス) id: d088684f45 (このIDを非表示/違反報告)
* - …動物を○してるなんて読みたくなかった…きっと動物が好きな人が読んだらとても不快な気持ちになるんでしょうね…。…ごめんなさい動物を…○してると言うのは幾ら小説でもどうしても嫌だったので… (2019年2月23日 16時) (レス) id: d088684f45 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 途中でイカサマライフゲイムありました…よね？ (2014年5月26日 22時) (レス) id: 81ea943e07 (このIDを非表示/違反報告)
フュンフ ―funf―(プロフ) - まこさん» コメ有り難う御座います！…？ああ、それですか？！優弥君の噂になってるヤツですよね？！ ﾒ木几又 ←を組み合わせてできる漢字を当てはめると意味が通じます。ｽｲﾏｾﾝ、解りづらくて。この解説を加えておきますです。 (2014年4月9日 18時) (レス) id: 9333c965f2 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - ば◯してるってなんですか？ (2014年4月9日 1時) (レス) id: 70dbef6ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肆 | 作成日時：2013年12月25日 18時
