君が好きなのは俺のはずだよね…？【ヤンデレ】 ―Eins

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整った顔立ちにサラサラの髪の毛。


勉強もできて、運動も平均以上にできる秀才の…優弥。


こんな完璧な彼でも虫が苦手という可愛いところがあるらしい。


条件なら虫嫌いということを除けば聖と同じだが…私は優弥のほうが好き。


理由はよくわからない。


いつから好きなのかでさえ解らない。


気づけば彼に惚れていたという変な私。


今まで同じクラスになったことはなかったけれど…今年、ようやく同じクラスになれて嬉しかった。


「でも神谷かなりの変人だよ？」


私のそんな思いをぶちのめすように言うのは雅。


そう、彼については色々と噂が流れている。


オタクなんじゃないかだったりとか、実は生き物をあーしたりこーしたりすることに快感を覚えているだとか…(簡単に言ってしまえば○してるということ。)


とにかく、彼に関しては不可解な点が多い。多すぎる。


「まぁ私だったら白川派かな。…まぁ、どっちに興味もないけど」


「そうかなぁ…」


流石雅姉様。男子に興味はないということですか。


まぁ、どちらか２択って聞かれたら大体の人が聖を選ぶだろうけど…。


私はそんなことを思いながら、聖やほかの男子たちと楽しそうに談笑する彼を見ていた。


誰かが何かを言うたびに、笑う。


それも調子合わせとかそういうんじゃなくて、心の底から面白いと思ってるような笑顔。


くそう、笑顔が可愛いなぁ…。


…なんて不埒なことを考えながら彼を見ていると…不意に、彼がこちらを見た。


…え…？今、目が合ってる…？？！


私は慌てて目を逸らす。


やばい…今の私絶対顔赤いよね…。


でも、私はそんなことよりも気にしていることがあった。


目を逸らす直前…彼の顔が赤かったのは気のせいかな…？？


＊

○してる が解らない方へ

ﾒ木几又 ←を組み合わせて出来た漢字を○に当てはめて下さい。解りづらくてスイマセン…！

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