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その瞬間、シ…ン、と形容するのに相応しい沈黙が訪れた。
聖の顔は、驚いたというように…口をポカンと開けている。
その瞬間、「怒っているよなぁ…」その一言が、私を満たした。
彼は、十中八九…怒っている。
そりゃそうだ…だって、私はずっと隠し通していたのだから。
別に何でも打ち明ける仲、と誓ったわけではないが…誰だって隠し事をされていい気にはなれない。
…だけど、彼からの反応は意外なものであって。
「…それで？」
「え？」
私は思わず聞き返した。まさか、そんな言葉が出てくるなんて思ってもなかったから。
「それで、Aはどうしたいのさ？」
「…私…私は…」
再び投げかけられた質問に少し躊躇ってから…私はキッと彼を見据えた。
何を今更躊躇っているんだ。ほら、さっさと言っちゃえよと―――自分に言い聞かせてから、私は言った。
「…私はね。優弥に、告白するんだ。フラれてもいい。自分自身の想いを伝えるんだ…！」
――――言い切った。
これで彼に冷たくされても、何だっていい。
…できれば笑い飛ばしてほしいんだけどな…なんて思ったりして…
そしたら見事予想は的中した。
「…ははっ」
…え。
彼は笑った。
私は耳を疑った。
予想が現実に…なんてこった。
「そんなことだろうと思った。Aはわかりやすいからね…上手くいくといいね。
いや、上手くいくと思うな。優弥はAのこと好きらしいから」
「…ええ？！」
私は羞恥で顔が赤くなっていくのがわかった。
解りやすい。優弥は私が好き。色んな単語が私に突き刺さって羞恥心が生まれる。
彼が私のこと好きだって言ってたのは雅も言ってたけど…こいつからも言われると…少し期待したくなっちゃうんだけど…
「…ほら、元気出せ！俺…応援してっから」
彼は中腰なってドンッと背中を思いっきり叩いてきた。
「いっ…！聖…うん、有難う！！」
その言葉と同時に、チャイムが鳴った。
ある者にとっては終わり、ある者にとっては始まりを告げる…――――チャイムが。
私は駆けていき、教室へと戻った。
優弥への告白…上手くいくといいな！
期待を胸に、階段を急いで駆けていく私は…―――知らなかった。
あれが上辺だけの応援だったこと。
話すとき、目がうつろになっていたこと。
そして彼が、口角を吊り上げて笑っていることに…―――
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* - ごめんなさい…小説ではなく、小説風でした… (2019年2月23日 16時) (
レス) id: d088684f45 (このIDを非表示/違反報告)
* - …動物を○してるなんて読みたくなかった…きっと動物が好きな人が読んだらとても不快な気持ちになるんでしょうね…。…ごめんなさい動物を…○してると言うのは幾ら小説でもどうしても嫌だったので… (2019年2月23日 16時) (レス) id: d088684f45 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 途中でイカサマライフゲイムありました…よね？ (2014年5月26日 22時) (レス) id: 81ea943e07 (このIDを非表示/違反報告)
フュンフ ―funf―(プロフ) - まこさん» コメ有り難う御座います！…？ああ、それですか？！優弥君の噂になってるヤツですよね？！ ﾒ木几又 ←を組み合わせてできる漢字を当てはめると意味が通じます。ｽｲﾏｾﾝ、解りづらくて。この解説を加えておきますです。 (2014年4月9日 18時) (レス) id: 9333c965f2 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - ば◯してるってなんですか？ (2014年4月9日 1時) (レス) id: 70dbef6ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肆 | 作成日時：2013年12月25日 18時
