病み9% ページ10
ありさ視点
秋人「じゃあ、俺は学校行ってくるから。逃げ出すんじゃないぞ。まぁ無駄だと思うが」
お兄ちゃんは私を見て、不適に笑う
秋人「じゃあ、行ってくる」
ありさ「うん」
自分でも信じられないくらい低い声が出た
秋人「うんじゃねぇだろ。いってらっしゃいだろ?」
ありさ「ごめん!いってらっしゃい」
何?さっきの威圧感
今にも殴られそうだった
まさか、実の妹を殴ったりしないよね
昨日、私は無理矢理同じベッドに寝かされた
もちろん、お兄ちゃんに背中を向けて寝ることは許されなかった
問題はその後だ
お兄ちゃんに無理矢理服を脱がされて全裸にされた
身体のあちこちを触ってくるお兄ちゃんに必死に抵抗したけど全然やめてくれなかった
むしろ、私が嫌がれば嫌がるほどお兄ちゃんは私の身体を触ってきた
胸や太股、背中。
至るところを触ってきた
私は自分の小柄で痩せすぎた身体が嫌いだった
だからお風呂に入るときもあまり鏡は見ないようにしていた
なのに、お兄ちゃんは私のコンプレックスなんか無視して触りまくるのだった
秋人「愛してる。ありさ、俺にはお前しか居ない。だからお前も俺だけを見てくれ」
お兄ちゃんは昨日私の耳元でそう囁いてきた
本当にお兄ちゃんは私の事愛してるの?
愛してるなら何で私が嫌がる事しかしないんだろう
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作者名:雛 | 作成日時:2018年6月29日 20時