恐れた原因がありました。 ページ41
｢連絡、下されば良かったのに。｣
『…そう、なんですけど。』
何となく、渋ってしまいましたと話してしまったのは仕方がない。
｢貴女の事ですから、私の仕事への妨げになると考えたんですか？｣
『…9割、正解ですかね？』
後の1割は？そう高明さんが告げる前に私に水のペットボトルを差し出した手がある。
｢…大丈夫？｣
『うん…大丈夫。有難う白谷さん。』
｢彼女は？｣
と告げる高明さん…そりゃあ変装済みだから彼女が嘗て子供達と一緒に助けた組織のNO.2…ラムの腹心だとは気付く事さえ難しい。
『お付きの人…白谷天海さんっていうんです。』
その…
『高明さん、仕事が終わってからでいいんですが…時間、ありますか？』
恐る恐る告げれば、勿論ありますよと優しく告げてくださった。
｢今日は聴き込みだけですので…捜査会議が終わり次第帰宅予定です。｣
そうですかと告げる私に、少し不思議そうな表情の高明さん。
スッと私の額に手を当て自分の額にも手を当てた。
｢…風邪ですか？｣
少し熱があります…。眉間にシワを寄せた高明さんにそうじゃないんですと告げては、大和君達にも挨拶しなきゃね？と白谷さんや高明さんと共に蘭ちゃん達の所へ向かう。
最も、久方振りの友人達への挨拶もあるんだけれど…この時コナン君、確か大和君をラムだと怪しんでたんだったっけ？と分かっていたからだ。
『久しぶり、由衣ちゃんに大和君…』
｢あぁ…春以来か？A。｣
ジッと私を見た大和君が告げた。
｢お前なんか体調悪ぃのか？｣
『…なんで高明さんと同様に的を得て来るのかな？』
｢え、体調悪かったのAさん！？｣
と由衣ちゃんの言葉に別に体調が悪い訳じゃないのよと誤解をとこうとしたのだが、それは叶わなかった。
おい大和と、声を掛けたその人物やもう1人の警部に酷く動揺してしまったからだ。
つい、高明さんや白谷さんの後ろへ隠れた。
｢
私の異変を察した高明さんが私を見せないようにそっとそう告げた。
｢これから手配中の強盗犯の潜伏先に行かなきゃならねぇんで…その前に、信玄公に御参りしておこうと思ってよ。｣
別に油を売りに来たわけじゃねぇよ…？
｢油川じゃあるまいし…｣
そう話す三枝警部と…両親の離婚により今は名前が変わったと話す秋山刑事
そんな彼等の会話を聞きながらも、ずっと高明さんの袖を握っていたのは秘密だ。
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明里香(プロフ) - 敏腕ハッカーは実はFBIでしたの話、誤字がありました。「良くぼえている」ではなく、「良くおぼえている」です。 (2020年10月12日 23時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 夢主おめでとう！！ いよいよ、キツツキの話しになりましたね。続き頑張って下さい (2020年7月20日 16時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
0 - いつも見させて貰ってます！遂におめでたまで来ちゃいましたね！ (2020年7月19日 21時) (レス) id: 1a69c27b8d (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - いっやぁー！おめでた！！ (2020年7月19日 14時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
咲羅 - 続編おめでとうございます！遂にVまで来ましたね！高明さんの出番が多くて嬉しいです…！！これからも応援し続けます！無理のない範囲で更新頑張って下さい！コメント失礼しました。 (2020年7月5日 9時) (レス) id: 48e957b094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：喜怒哀楽は見切り発車
| 作成日時：2020年7月4日 15時
