焼き付いたフィルムの様でした。 ページ44
「名前を教えてくれないか？」
何時までもお嬢さんという訳にはいかないだろう？
「なぁハリー…君にそんな趣味が「冗談はよしてくれ。」冗談だ。」
はははッと笑ったその人、赤井務武さん(仮)に私は答えを決めあぐねていた。
「私は赤井務武という。」
あ、本名だ。
そう分かった私は、その言葉に敬意を払わなければいけない。
『…AAです。』
「…ハニー。」
どうして言ってしまうんだ？そんな表情の叔父様に偽名を使う意義がないと私は告げるのだ
『…赤井さんは本名ですし。これは素人の考えですけれど。相手の礼儀に無礼を払う訳にはいかない。そう自己判断をしました。しかし赤井さん。約束してください。』
私には家族があります。
『父と母が居ます。それに…この人は恋人なんかではなく叔父です。叔父ですからね？』
「ハニー…何度も言わなくても務武は分かって居るんじゃないかな？」
そうですね。分かって居ると思いますけど念の為です。
「…はぁ、務武。この子は姪っ子だ。」
俺の正体にも気付いて居る。
そう話したおじ様に驚いた表情の赤井さん
『…だから、私の事は伏せて欲しいんです。』
この写真の人…――
『…もう、亡くなっているんじゃないんですか？』
何となくそんな予感がした。
ハンチング帽を少し下げた赤井さんは、分かってしまったかと小さく零す。
『…そうです、か。』
惜しい人を亡くしました。
『…いいチェスの相手だったのに。』
この人�牘�田浩司�瓩気鵑箸録�日ではあったが交流があったのだ。
『当時私は14歳、叔父様が私を呼んだ時よ？』
―――――――――
「君、チェスに興味あるのかい？」
『…出来るか分からないけど。』
将棋と同じルールじゃないの？
「ほう…？君は将棋も嗜むのかい？」
『ううん…テレビで見てた、だけ…ですけど。』
でも、チェスや将棋には興味あるんです。
『出来たらかっこいいでしょう？』
「少し相手になってくれないかな？」
『いいんですか？』
私…弱いですよ？
そうした短期間の出来事…――
「君は本当に憶えが早いね！将棋も頑張れば…棋士になれるよ。」
『有難う…えっと。」
「私は羽田浩司という…君は？」
『AA…日本に住んでるんです。』
もうすぐ帰国するんです。時間は掛かりますがまた此処で、貴方とチェスがしたいです。
そう…約束したのにな。
『…寂しい。』
カランッと氷が鳴る。
小さな彼等は将来のFBIとプロ棋士でした。→←過去に遭遇して居ました。
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喜怒哀楽(プロフ) - 鈴乃音さん» 鈴乃音様重ね重ねご心配ありがとうございます！ (2020年5月4日 21時) (
レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃音(プロフ) - 喜怒哀楽さん» 怪我を治してからからでも良いからゆっくり休んで下さい。気長に待ってますので (2020年5月4日 20時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - 鈴乃音さん» 捻挫でございました。結構同じ足を捻挫してしまうので治りが遅くて…鈴乃音様重ね重ねありがとうございます。ゆっくりではありますが更新していきます！！ (2020年5月4日 20時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
喜怒哀楽(プロフ) - 咲羅さん» 咲羅様コメントありがとうございます！沢山いろんな作品を読んでくださりありがとうございます！ゆっくりではありますが更新頑張ります！ (2020年5月4日 20時) (レス) id: 65bce10cce (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃音(プロフ) - 喜怒哀楽さん» え……足大丈夫ですか！！捻挫なら歩行するのは大変だから気おつけて下さい。この作品も凄く面白かったです！続き頑張って (2020年5月4日 12時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：喜怒哀楽は見切り発車
| 作成日時：2020年4月29日 2時
