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役割を決め劇の練習に入ろうと

舞台準備をしている時、


「あれ?」

何か気になる事があったのか

鈴音が声を上げる。


「どーしたの?鈴音。」

鈴音の様子に気づいて声をかけた南。


「赤ずきんがいないよ!」

「あっ」

「忘れてたわ」

「なんか足りないと思ったんだよ」


赤ずきんの劇をやると決まったのに

主役の存在を忘れるというありえない状況。

大丈夫なのかこの部活。

と、2年生達は後輩ながにも思った。


「じゃあ、私やるわ。
よく考えたらおばあちゃんほぼ役ないし。」

と春が言う。

やっぱり主役やりたかったんじゃね?

と心の中で思った鈴音。


「んじゃ頼むわー」

「任せろ!」


こんな感じで演劇部練習開始!


ーーーー

お母さん「赤ずきんやおばあちゃんのお見舞いに行ってあげなさい。それから…」

ーー

赤ずきん「はいお母さん!行ってくるわ!」

と、ここまで順調だったのに


ウサギ「プリンくれたら道教えてあげなくもない…」

赤ずきん「えっ…金平糖で許して下さい。」


はい!カーーーーーット!!

と大声でカットを入れる鈴音。

すかさずツッコミを入れる。

「なんでウサギがプリン食べんだよ!」


「春ー!金平糖頂戴!」

麻瑚は金平糖をガン見して目を輝かせる。

「どうぞー」


「なんで春は金平糖持ってんだよ!」

またまたツッコミ連発の鈴音。

そんなにツッコんでて疲れないのだろうか

何時もの事なのに…

ーー

狼は赤ずきんを食べてしまった。

そこへ猟師が来て狼の腹を切り、

2人を助けるはず…


狼「ちょっ待って待って!えぇ!?」

急に慌てふためく鈴音。

赤ずきん「狼起きてんじゃねーよ!」

劇が崩れ始め、口が悪くなる赤ずきん。

狼「いや、どっからそのチェーンソー持ってきたんだよ!」

猟師「だって普通にハサミで狼の腹を切ろうと思う方がおかしいだろ!」

狼「危ねーだろ!」


「あのーカメラ止めてくれません?」

とカメラの前に立ち手をクロスさせる南。

やっぱり練習ではこうなるか…

もう諦め見守っていくしかないと

明後日の方向を向いている顧問。

本番大丈夫だろうか。

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設定タグ:青春 , 演劇部 , 日常   
作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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東雲 南(プロフ) - JACKさん» ありがとうございます。頑張ります!!他にも何かあったらどんなことでもいいので言ってもらえると嬉しいです! (2017年7月2日 8時) (レス) id: 013eb1ffda (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 東雲 南さん» よかったです、楽しみにしています(*^ω^*) (2017年7月1日 21時) (レス) id: b7e803d802 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 南(プロフ) - JACKさん» 全然大丈夫ですよ!ありがとうございます! (2017年7月1日 21時) (レス) id: 013eb1ffda (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - よく読み返してみたらなんか上から目線っぽいです!あああ、すみませんお気を悪くなされたらすみません! (2017年7月1日 19時) (レス) id: b7e803d802 (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 東雲 南さん» そうですね…脚本を自分たちで考えてやってみるというのが見たいです。高校演劇はあまり童話とかはやらずに普通の日常とかを演じて伝えたいこと(家族愛など)をテーマに書いていくというものが多いので悩む部員の姿が見たいです!(説明力皆無) (2017年7月1日 19時) (レス) id: b7e803d802 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:南城 x他1人 | 作成日時:2017年5月31日 22時

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