転生したら推しの飼い猫とかハードルが高すぎる【stpr】

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夢主side

朝の唐突な連絡を受けたあと。ご主人は部屋を掃除し始めた。

全く汚く見えないけれどご主人はせっせと掃除しています。

え？私？毛繕いしてます。なーんか痒いんだよね…。猫が毎日毎日毛繕いしている意味がわかった気がする。

なんで呑気にしていると、ドンガラガッシャーンと大きな音が響いた。

当然びっくりしてぴよーんと飛び跳ねる。いや、正確には後ろにのけぞったとでもいうべきか。

どうやらご主人が何かをひっくり返してしまったらしい。A、現場に直行。

そこには1人で直すのは疲れるのではというほどのたくさんの本や雑誌が。

上の棚から崩れ落ちてしまったらしい。

こんなとき人間だったら手伝えたのになと思う。それこそ夢に出てきた風に。

猫の手でも借りたいっていうけれど実際猫の手じゃ無理がある。少しでも応援にでもなればと


「にゃあ」


なんて言ってみる。

効果は抜群。先程までげんなりした顔をしていたご主人の顔が笑顔に変わる。

「A〜ひっくり返しちゃった…。あっ！心配きてきてくれたの？なにそれ可愛い…！僕嬉しいからここ片付けるの頑張っちゃう！A！そこで見ててね」

「にゃん！」

「なんかさ…」


ご主人が片付ける手を止めてこちらを向いて言う。



「Aって…僕たちのいうこと全部わかってるみたいだよね！」



え、あ、もしかして猫ってもっと会話できない感じだったっけ……。



「Aは頭がいいんだね！！！僕なんか嬉しいな…！だって可愛いだけじゃなくて頭もいいんだもん！みんなに自慢しよーっと！僕のAは可愛くて美人で頭もいいんだよ！！！って」



うっ、思ったより破壊力が強い…。褒められすぎてしんじゃう…そして推しが可愛すぎる…



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転生してからまだ2日ちょっと。今更だけどこの生活、ハードルの高さが異様に高い。

36→←お話じゃないんですけれども！！！！

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