▽ 柳田さんとの日常 ▽

ひろあい　▽　3_02 ページ14

Asaid


どうするかと考え、もう当日。


「なんかすまん。誘ってもらっちゃって」


『いいのいいの、まささチケット2枚くれたけど未入学児は膝上タダでしょ』


「まぁ、ほな行こ」




．




まぁ、上記の通り大翔はタダだったりするため、

高校時代の棗とその娘、藍ちゃんと来てたりする。



『藍ちゃん、大人だねぇー、大翔なんかもう…笑』


棗「家じゃこの子超煩いんやけどな、」



まぁ、今はおとなしいじゃん、と棗に言われるが

これが大翔の憧れていた初電車だからで帰りはどうなることやら。


大翔「ガタンゴトーン！ガタンゴトーン！」

藍「ひろと、しーっだよ。」


大翔がコクンと素直に頷く。

やっぱり藍ちゃんは偉大だよ(((




棗は私たちの結婚式が終わって、2週間もしないうちに

運命の相手を見つけたらしい。

堀部 慧さんというなんか凄い大物連れてきたみたいで。


結構、ビジネス界では有名な人らしい(よく知らないけど)←


その人と結婚して生まれたのが藍ちゃん。


結婚してからは看護師をやめて
大阪で堀部さんのお仕事を手伝ってるとかなんとか、茜ちゃんから聞いた。


なんで茜ちゃんからなのかというと、一緒に全日本に召集されたから。

一気に話す機会が増えたな、(てへへ←)




まぁそんなこんなで周りの景色は次々と変わっていくのだ。


目まぐるしく。そして、誰も気づかぬ間に。


非日常が新たな日常へと変わる。
いかにも当然のように当たり前のように。




なにより、今のこの変化は良いものだろうと思う。





《 次はー朝潮橋駅、朝潮橋駅 》




おっ、最寄り駅 。



いこいこーと足を進める。


埋もれそうな大翔を抱える。

あぁ、大きくなったね。重たい…。





.





会場到着。


サントリーは2戦目だから1戦目はどうしようと思っているとまささから、電話がかかってきて。



《 そろそろついた頃だろ？ 》

『えっ、よく分かったね』

《 見えたもん、笑 》

『どこ？』

《 さっきバス降りた 》

『あー、では本題は?』


《 あとで外でアップとるんだけどちょっと遊びに来て 》



へ、良いんでしょうか 。



『いやいや悪いよ。1戦目棗とみるし』



まぁ、指定席だから席の取り合いにはなんないんだけどね。


《 棗さんもど？ 》


『マジっすか』


あ、つい言葉に。


最後には


酒井さんのところも来るんだから早く来て


と、なんか命令されちゃったな。((




.

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