24 手。 ページ26
《キム・ソクジン》
ジン「ぱぼ。」
そう言って僕は彼女の両頬を軽くつねった。
A「いひゃい」
“折角の休みを私なんかで潰しちゃって”
その言葉はなんだか僕の心に刺さった。
彼女は僕といれて嬉しいのだろうか...？
少し不安になった。
ジン「僕の休みは君に合うためにあるんだよ。本当に貴重な時間なの。」
A「...ごめん。もう言わないから。」
俯きながら目線だけを僕に向けるA。
反省しているみたい。顔真っ赤にしてるけど。
可愛すぎる。
ジン「行くよ。」
僕は照れを隠すように右手を差し出して前に進んだ。
するとぎこちなく触れた彼女の手。
僕は指を絡ませた。
A「...ジンオッパ、」
僕の少し後ろを歩きながら話しかけてきたA。
すること全てが可愛いと思ってしまうのは病気だろうか...？
あ、歩くの速かったのかな...
ジン「ん？」
A「手、恥ずかしい...」
予想外の言葉に動揺した。
“もう少し遅く歩いて”とか言われると思っていた。
気にしていなかった繋がれた手の温度がだんだん高くなっていく。
でもここで手を離したらだめだソクジン。
男らしくいくんだソクジン。
ジン「手、繋ぐの嫌なの...？」
A「え、いや、そういうんじゃなくて...」
ジン「じゃあこのままで良いでしょ？」
自分でも意地悪なことを言っているのはわかっている。
でもこうでもしないと君は繋がせてくれないでしょ？
今日だけは格好つけさせてね。
A。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆゆみ(プロフ) - みんさん» ありがとうございます！そんなお言葉私にはもったいない...(*´艸`)これからもよろしくお願いします。頑張ります！ (2018年10月21日 22時) (
レス) id: d6dcc8773c (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - 私、ジンペンで……！愛読してます！この物語読んでると心がジワっとなって温かくなります←(語源力家出中) 更新される度にワクワクしながらよんでます！無理せず作者様のペースで更新頑張ってください！ (2018年10月21日 21時) (レス) id: a59965d549 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆみ(プロフ) - リミさん» ありがとうございます！ずっとコメントがなかったので凄く嬉しいです！励みになりました！頑張ります！ (2018年10月3日 1時) (レス) id: d6dcc8773c (このIDを非表示/違反報告)
リミ(プロフ) - 本当に面白いです!更新頑張ってください！！ (2018年10月2日 21時) (レス) id: e11f392aba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆみ | 作成日時：2018年9月27日 0時
