Story sixtyone. ページ12
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ﾚｵﾅ「お前がいたからだよ」
『え？』
ﾚｵﾅ「オンボロ寮に行ったらお前がいた。だから連れて来た。それだけだ」
おじたんの呆気ない答えに3秒ほど私の思考回路が停止した後、反射的に「なんだぁ」と声が出てしまい、息継ぐ間もなく私は続けた。
『何か特別な理由があるのかと思ったじゃないですか！』
あはは、と乾いた笑いを零すと、おじたんは何故か不機嫌そうに「フンッ」と言ってから、今度は3秒ではなく30秒くらい経ってから眠りについた。
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図書室に来て何時間くらい経っただろうか、勉強もキリがいい所で終わり、少し休憩していたとき、図書室の扉が開く音が微かに聞こえ、すぐに閉まる音も聞こえた。閉まる音とほぼ同時に足音も聞こえ始め、その足音はどんどん近くなってきているように感じる。
やがて足音がすぐ近くで止まり、近くの本棚から顔を出したのは意外なことにラギー先輩だった。
『あっ、ラギー先輩』
ﾗｷﾞｰ「Aちゃん、こんちわッス。そこのライオンを預かりに来たッス」
『えあ、そうなんですね。というか、よく場所分かりましたね！』
そう言って小さく拍手をすると、ラギー先輩はスマホの画面を私に向けた。
それはマジカメの画面で「ちっせぇ手」という短い文章と手前の褐色の肌の手よりも白く小さい手が写った写真の投稿が。
左上の投稿者名の方に目をやると、“Leona・K”と書かれていて、私は一瞬で誰だか分かってしまった。
『…これ…』
ﾗｷﾞｰ「そっ！レオナさんが30分前に投稿したヤツッス。これを見てここまで来たんスよ」
『じゃ、じゃあこの手は…』
ﾗｷﾞｰ「さぁ？誰の手でしょうね？オレはそこまで詮索したくないッス。…あのーレオナさん？起きてるんでしょ？さっきから寝たフリして…」
ﾚｵﾅ「俺は寝てる」
ﾗｷﾞｰ「起きてるじゃないスか。そろそろ帰らないと、Aちゃんはこれから仕事があるんスから」
『えっ何で知って…』
ﾗｷﾞｰ「オレも勤め先同じなんで。それに、今日はオレもシフトが入ってるから、レオナさんが寮に帰ってくれないと困るんスよ！」
ﾚｵﾅ「あの毛玉の世話ならジャックに任せとけ」
ﾗｷﾞｰ「…とにかく、今日は帰るんスよ！」
ﾚｵﾅ「…帰らねぇ」
ﾗｷﾞｰ「まっ！いつからそんな我儘になったんスか！」
ﾚｵﾅ「俺は今日はお前らと一緒にあのタコ野郎の店に行く」
ﾗｷﾞｰ「…え？」
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楠(プロフ) - 更新嬉しいです、！受験大変だと思いますが頑張ってください！、応援してます (9月6日 17時) (
レス) @page15 id: b119702f9a (このIDを非表示/違反報告)
岐阜ﾀﾞｧｲﾁｭｷ - うわぁぁぁ！更新待ってます！！ (2023年4月17日 0時) (レス) @page13 id: 7fe6f6ee48 (このIDを非表示/違反報告)
カラス(プロフ) - 無理しない程度にがんばってくださいね(^^)投稿待ってまーす(*^^*) (2022年12月27日 9時) (レス) @page13 id: f369b2a01d (このIDを非表示/違反報告)
Rio - レオ監になってほしい (2022年10月8日 12時) (レス) @page12 id: 181d81e87e (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ 無理しない程度に頑張ってください！ 投稿待ってます！(●︎´▽︎`●︎) (2022年7月17日 15時) (レス) @page12 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yama. | 作成日時：2021年3月3日 17時
