Story thirtyseven. ページ38
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ｱｽﾞｰﾙ「フロイドが壁に穴を開けたと聞いて、フロイドに事情を聞いてみれば、あなたの所為だ、と言うのですが、事実ですか？」
眼鏡をクイッと上げてそう聞いてきたアズール先輩。
VIPルームに拉致られたと思えば初っ端からこれか。
『私褒めただけなんですけど…』
ｱｽﾞｰﾙ「フロイドは気分屋ですからねぇ…。何かフロイドの気に触るようなことを言ったのなら、直ぐに謝った方がいいですよ」
『私に人権がない』
ｱｽﾞｰﾙ「まだ開店して1時間も経っていません。僕もフロイドを説得して店に戻らせますので、あなたもなるべく早く戻って下さいね」
『アンタが拉致ったんだろうが』
ｱｽﾞｰﾙ「何か？」
『いえ何も？』
こういう時だけ話を聞いてるんだよなぁ…、と思いながらそそくさと席を立つと、アズール先輩に「待って下さい」と引き止められた。
『？どうしました？』
ｱｽﾞｰﾙ「エプロンのリボンがほどけかけています。結び直すので、動かないで下さい」
『あ、ありがとうございます…』
間もなく、シュルっとリボンをほどく音がして、お腹をキュッと締められた。
ｱｽﾞｰﾙ「これでよし…と、…それにしても、あなた細いですね、ちゃんと食べているんですか？」
『ん〜、食べているつもりですけど、家にあるものを適当に作ってたので、栄養バランスは偏りがちだったかもしれません…』
あはは、と自嘲気味に笑うと、ガシッと肩を掴まれた
ｱｽﾞｰﾙ「いけません！！しっかりとした食事をとり、適度な運動をしなければ、人間に限らず、簡単に体型は変化してしまうんです！」
そう言うと、指を折って栄養素を数え出し、ビタミンB2を言ったところで、はっと我に返り、また眼鏡をクイッと上げた。
ｱｽﾞｰﾙ「とにかく、あなたは細すぎます。栄養バランスの整った食事でしたら、モストロラウンジでご用意致しますので、いつでもいらして下さい」
『あ、何か、色々ありがとうございます…。じゃあ、今度ユウくんと食べに来ますね』
ｱｽﾞｰﾙ「はい、お待ちしています」
その声を聞いてから、VIPルームの扉を開け、廊下に出ると、すぐ横にジェイド先輩がいつもの笑顔を浮かべて立っていた。
『うわ、びっくり』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「探しましたよ、Aさん。気付けばいなくなっていたので、とても焦りました」
『その割には涼しい顔をしていますね』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「フフフ」
『いやフフフじゃねぇ』
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ru-#i - こんなに面白くてどタイプな作品初めて出会いました！！！！これから愛読させて頂きますでゅふでゅふ (12月7日 16時) (
レス) @page21 id: 8a862655c3 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - 紫さん» ちゃんと腹筋蘇生させてくださいね（汗)夢主の性格好きと言っていただいて嬉しいです！！これからも更新頑張ります！！ (2021年3月4日 17時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - ほんともう、なんですか！？この面白い作品は！！読んでたら、腹筋が10回お亡くなりました。これからも面 おもしろ可笑しく更新してください！！あと、夢主の性格好き！！ (2021年2月28日 14時) (レス) id: 35b7070d14 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - ぴのさん» 神作品だなんて言ってくださり、ありがとうございます！嬉しい限りです！！これからも頑張ります！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ神作品見つけてしまった！！！めちゃくちゃ好きです！！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: 4f1da1a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yama. x他1人 | 作成日時：2020年11月15日 14時
