Story sixteen. ページ17
.
植物園から出た時、丁度授業終了の鐘が鳴った。
ﾗｷﾞｰ｢…アンタ、何かしらトラブル起こさないと死ぬんスか？｣
『もう死んでます』
ﾗｷﾞｰ｢つまんないッスよ、そういう冗談。…まぁ、オレはアンタの危機に2回も駆け付けたヒーローッスから、それなりの品はもらわないとッスねぇ｣
シシシッと笑ってから、顎に手を当て、うーんと悩む素振りをするラギー先輩。
ﾗｷﾞｰ｢あっ、そうだ、アンタの名前、まだ聞いてなかったッス｣
『えっ』
ﾗｷﾞｰ｢いつまでもアンタ呼びじゃあ、使い勝手が悪いんスよ。ってことで、アンタの名前を教えてくださいッス｣
『名前…Aです』
こうやって自分の名前を改めて教えるなんて、ちょっと照れくさい。
ﾗｷﾞｰ｢へぇ、随分可愛い名前っスね｣
『それはありがとうございます。別にゴリラの化身って呼んでもいいんですよ？』
ﾗｷﾞｰ｢絶対呼ばねー｣
それから2人で笑いあって、私たちはそれぞれの授業へ向かった。
.
『ただま！！』
ｴｰｽ｢おー、おかえりー、クル先が｢あの駄犬が！｣とか言ってたぞー｣
『やべっ｢ﾊﾞｯﾎﾞｰｲ｣じゃ済まされねぇ』
ﾕｳ｢はぁ…自分は本当にAさんが心配…。今日もこの後モストロラウンジに行かなきゃいけないし…｣
ﾃﾞｭｰｽ｢先が思いやられるな…｣
『うっ…私の力がないばかりに…』
私の奥義を炸裂しようと膝をつくと、エースに肩を掴まれ阻止された。
ｴｰｽ｢んで、Aは何でオクタヴィネルに目つけられたワケ？｣
『そんなん私が知りたいでござる』
ﾃﾞｭｰｽ｢おま、自分でどっか行けとか言ってたクセに…｣
そう言って頭を抱えたデュース
『え、あの人たちあれで怒って私に目付けたの？』
ﾃﾞｭｰｽ｢自覚無しか！｣
ﾕｳ｢でも、Aさんは学園唯一の女子生徒だから、売上目的で目を付けた可能性の方が高い気が…｣
『うわ、絶対ヤラシイ服着せられるヤツだ』
ｴｰｽ｢お前、危機感皆無かよ、助けてくれるのは監督生だけなんだぞ？｣
『エーデュースは来る気ゼロか。んまぁ、大丈夫！私ゴリラだから！』
ｴｰｽ｢説得力無さすぎだろ｣
ﾃﾞｭｰｽ｢僕達は部活があるから行けないのも理由の一つだ。まぁ…頑張れよ｣
デュースがそう言うと、丁度授業開始の鐘が鳴った。
Story seventeen.→←Story fifteen.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1625人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ru-#i - こんなに面白くてどタイプな作品初めて出会いました！！！！これから愛読させて頂きますでゅふでゅふ (12月7日 16時) (
レス) @page21 id: 8a862655c3 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - 紫さん» ちゃんと腹筋蘇生させてくださいね（汗)夢主の性格好きと言っていただいて嬉しいです！！これからも更新頑張ります！！ (2021年3月4日 17時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - ほんともう、なんですか！？この面白い作品は！！読んでたら、腹筋が10回お亡くなりました。これからも面 おもしろ可笑しく更新してください！！あと、夢主の性格好き！！ (2021年2月28日 14時) (レス) id: 35b7070d14 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - ぴのさん» 神作品だなんて言ってくださり、ありがとうございます！嬉しい限りです！！これからも頑張ります！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ神作品見つけてしまった！！！めちゃくちゃ好きです！！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: 4f1da1a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yama. x他1人 | 作成日時：2020年11月15日 14時
