まるで心を読むように。【rd】

7話 ページ9

『どなた様…？』


？「……」






いや、まぁ、この男子からみたらそっちこそ何だよって思うよね…


でも私も恐怖覚えるじゃん！こんな暗い教室に音もせずにいたらさぁ！？(逆ギレ)






『………』


？「………」







き、気まずい〜〜


何か喋ってくれよぉ〜…(人任せ)









？「あ、アノ…」


『あっ、ハイっ！？』


？「っ、そ、ソンナニ大声出セタンデスカ…」


『あぇっ、ご、ごめんなさい……急に話されたのでびっくりして…』


「…フフ、ソウデスカ」






え、笑ったら男の子らしくない可愛いお顔が見えたよ！？


一瞬、お花がパッて、お顔の周りに…幻覚見えたよ私？？？(混乱中)







？「アノ、大丈夫デスカ……？」


『あっ、ごめんなさい、ボーっとしてた…』


？「ソウ……≪グゥ〜〜…≫…ア……」


『え、かわ…じゃなくて、お腹すきました？ふふっ』


？「マ、マダオ昼食ベテナクテ……恥ズカシ〜〜…」





恥ズカシ〜〜だってぇ、かわいいなぁこの子…


とはいえ私も走ってきておなかすいたし、お昼食べよ…


確かさっき、購買で急いで買ったパンがあったはず…





『あった、ふわふわたまごサンドイッチ！！！』


？「エッ、ソレ、買エタノ……！？」


『え？普通に一つあるよって、購買にいたおばさんから買ったよ…？』


？「ソノサンドイッチ、確カコノ学校デ一番人気ノヤツダヨ……！俺、今日買エナクテメッチャ悔シカッタ……」


『そ、そんなに…？』





『んじゃぁ、半分こしよ!』


？「！？エ、イイノ…ッテイウカ、別ニ無理ニクレナクテモ…」


『…私はただあったから買っただけだし、本当に食べたいって思ってる人に食べてもらえたほうが、作ってくれた人も嬉しいでしょ？』


？「……ソレナラ、貰ウ。アリガト。」


『どーいたしまして！半分だけどね。さすがに私も全部なくなるとおなかすいちゃうし！ｗ』


？「…フフ、ソウダネ」





あと君の可愛いお顔を見られるなら私も幸せだし、というのは言わないでおこう


初対面の人にそんなこと言われたら軽く恐怖だしな、うん





『あ、てか、こんだけ話して君の名前知らないわ。えっと、何君？』


md「ア、ソウイエバ……俺ハ白霊緑。ミドリトカ、好キニ呼ンデ。ソッチハ？」


『私は楠木A！私のことも好きに呼んでね。よろしく、みどり！』


md「ン、よろしく、A」






ようやく二人目の友達できました






md「(…ヤバイ、可愛スギルンダケド)」

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