まるで心を読むように。【rd】

5話 ページ7

随分と長い一日を過ごし、ようやく帰る時間になった


本当に長かった…


さ、美少女と帰るか、うん


『みーことっ！帰ろーky「おいA、帰んぞ」は？ちょ、まっ、み、美琴ぉぉぉ！！』


mk「えーっと…また明日…？ｗ」


『助けてぁぁぁぁぁぁっっ！！！』



楠木A、16歳にして男子に担がれる(草)




『きょ、きょーさん、降ろしてくだしゃい…』


ru「きょーさん、なにも担がなくてもよくないか？ｗ」


ky「ダメやって、こいつ逃げるから」


『なぜそれを…っ！！』


ru「なんか悪役みたいだね」



しばらく担がれると、急にきょーさんは止まって私を降ろした


正直投げ落とされるのかと思っていたので、安心した



『それで、なんなのきょーさん…』


ky「おい‘らっだぁ’、連れてきたで」


『ちょい…』



全く聞く耳持たんやんあんた……ん？ら…？




rd「わ、本物のAさんがこんなに近くに……！」


『…はい？』


ky「紹介するで。こいつは猿山らだ男。通称「らっだぁ」や。」


rd「どうも〜、初めまして、らっだぁでーす、ピコンッ☆」


『はぁ…』




え、なにマジで。顔だけ男か？きょーさん？何考えてんの？？ん？


でも、きょーさんがそんなやつ連れてくるとは思わないし…なんなんだろう


でもあれだな、なんか顔はいいなこのらっだぁって人…



ky「こいつがお前と仲良くなりたいんだと。俺の信頼してるやつやし、悪い奴ではないで」


rd「そーそー、マジで悪い人じゃないから！」


『うぅん……まぁ、きょーさんがそういうなら大丈夫かな。えと、楠木Aといいます。よろしくね』


rd「よろしく〜ん！俺のことはらっだぁって呼んでくれていいからね〜」


ky「変な奴やけど、いいやつやで。仲よくしたってな」


『うん』


rd「変な奴じゃねーぞ！！」








ようやっと新しい友達ができました


きっとこの人は陽キャですね、はい

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