19 ページ1
『あの、コネシマさん。』
「話しかけるな。気が散る」
『あ、はい』
なんだとこの野郎
冷たい冷たい
「お前がcutleryと、信じひんから」
『別にいいですよ。私は新しい私になりましたから。前とは変わったんです。』
自分の中の秩序
自分の中の信条
自分の中の性格
すべてを入れ替えた
普通の人として生きたかった
生きれると思っていた
殺し屋なんかに手は染めないと思っていた
「どうでもええ。戯言はよしてくれん?」
『はいはい。貴方のくだらない戯言も聞き飽きましたよ。』
いつまで立っても信じないのは
信じるのが悔しいんでしょ?
自分は正しいと思いたいんでしょ?
「はよ行くぞ。」
『はいはい。』
私たちはヒトだったモノを片付ける仕事の
臨時雇い人として入ることになっていた
数年前までガキンチョだった
虎狼のやつはガタイがしっかりしていた
数年経てば変わる
全て
「お前らが臨時雇い人か。」
『私はcutleryと申します。』
「私はnoiseと申します。」
こいつ敬語使うんだ。
へえ
数年前までは使わなかったのに
「早速仕事をしてもらっていいか?さっき消したやつがいるんだ。」
『承知いたしました』
こっちについて来いと、ボスに手招きされた
私は気づかれていないようだ
やったぁ(棒)
281人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ