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No.56 ページ18
結人「2人を近くで見てきたからでござるよ｡」
私がそう言うと真は悲しみと喜びが混ざった複雑な顔をした｡
真「でも､貴女は･･･｡」
結人「確かに好きだよ･･･｡
でもあの時､2人を見ていたらもう私の付け入る隙はもうないと感じたの｡
･･･ねぇ､千｡貴女は真君のこと好いてるでしょ?」
真「えっ?」
私は障子の向こうにいた千に呼び掛けると彼はそちらをむく｡
障子がスゥッと開き千が入室する｡
そして伏し目がちに話出す｡
千「･･･すみません･･･彼を奪うような真似をして｡」
そう言うので笑って言ってあげた｡
結人「良いって｡私の役目は幼馴染みと大切な人の幸せを叶えることなんだから｡
･･･心配しないで｡私にはもういい人がいるから｡」
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2017年11月22日 15時
