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No.38 ページ43
近藤「新撰組だ!神妙にせよ!」
番頭「へっへぇ､新撰組の皆々様がどういった御用で･･･｡」
番頭の男がヘコヘコ聞いてくる｡
近藤「ここに不貞浪士がいると伺って来たのだが?」
番頭「いえっ､その様な方はいらっしゃいませぬ｡」
嘘だ｡
俺は殺意しかない目で睨む｡
番頭「ひっ･･････新撰組でございます!上の方々､お逃げください!」
永倉「やっぱしこいつ嘘をついてやがったか!」
沖田「言ったでしょ､永倉さん｡宮次郎殿は嘘をつかないって｡」
永倉「そうだな!宮次郎殿､あんたに感謝だ!」
そういって永倉は上へかけ上がって行く｡
近藤も永倉についていき俺もあとに続く｡
結人「沖田､藤堂｡下は任せたぜ｡」
2人「あぁ｡」
したにいる二人に声をかけ俺は不貞浪士を斬りまくる｡
結人「何人か下に行ったな｡まぁ良いか｡」
暫く斬り合いをしていると咳き込む沖田の声が聞こえた｡
藤堂が何やら声を掛けていた｡
近藤「そういや最近､総司は体調が悪いといってたな｡」
永倉「不味くないですか?」
結人「不味いな｡沖田ってかなりつえーし｡」
藤堂「ぎゃっ!」
突然藤堂の悲鳴が響く｡
永倉「藤堂!?」
結人「何処かしら斬られたな･･･｡」
と､言うことは3対10の多勢に無勢か｡
こりゃあ土方隊が来るまでの持久戦だ｡
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作者名：さすらいの作者 x他1人 | 作成日時：2017年2月12日 22時
