闇夜叉物語～幕末編～ (ページ41)

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そして何時間も見回りを続けるが情報なし｡

寧ろ山から降りたことがないやつが多いせいか寄り道が多い｡

いい加減にしてくれ｡

私も人格結人もキレかけているところに長州藩の者と思われる男が目の前を通過した｡

結人「皆､あやつは長州の者ではないか?」

室伏「あぁ､人相書きに書いてあります｡名は"桂小五郎"｡通称"逃げの小五郎"｡」

兵藤「どーするよ､捕まえちゃう?」

男性組は捕まえたいと｡一方女性組は｡

天野「泳がせて､ねぐらを発見した方がよいのでは?」

桜川「天野さんに賛成です｡」

泳がせる､か｡よし｡

結人「男共は二手に別れ､近藤殿と土方殿に伝え､彼らに加勢せよ｡
天野と桜川は拙者についてこい｡あの男がどこにいくか､誰が集まるのか見届けて､近藤殿と土方殿に報告するために｡」

一同「はっ」

そうして三方に別れ､桂を追跡する私達､近藤と土方に報告する二組に別れた｡

暫くつけていくとある旅館に着いた｡

"池田屋"

と暖簾が下がっていた｡

結人(これは池田屋事件か!)