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No.2 ページ4

真二「それでいつもは二人で帰っちゃうのにどうしたんだよ?」

この日はバレンタインなのだが真二の学校では男子同士で友チョコを送りあう文化はなく。

A「・・・え、あ、あの、ね、これ・・・。」

涙目になりながらチョコを差し出すA。
それになんの日か気づく。

真二「・・・ん、チョコ?・・・あっ、今日ってバレンタイン?」

頷くA。それに焦る真二。

真二「ごめん、忘れてた。もしかして手作り?」

千恵「そうだよ。Aったらあんたのためにって夜遅くまで頑張ったんだからね。」

それに、と続ける。

千恵「あんたが貰ってくれるかすごい心配してたんだよ。愛されてるね!」

A「千恵ちゃん!言わないでよ・・・。」

真っ赤に照れるA。それを見て頬をゆるめた真二。

真二「そっか手作りなんだね。ありがとう。」

男子1「お熱いねー真二ぃ!」
男子2「ひゅうひゅう」

男子2人がからかう。

真二が言い返す。

真二「うるせーよ!!!A、帰ろうか。いくよ!」

走る体制になった真二に呼応する千恵

千恵「おっと、走るみたい!」

A「うんっ!」




そうして3人は逃げるようにして走っていった。

これが悲劇の始まりとも知らずに・・・・・・。


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作者名:さすらいの作者 x他1人 | 作成日時:2017年2月12日 22時

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