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江沢と所沢が決めたストラップを購入。
東条が所沢の分を払った。あとで返ってくるのだが。
ストラップを鞄に仕舞い込み、フードコートで食事、高校生である明智に気を使い、4人は別れた。
「…やっぱり東条だよな？」
「..何、のぶおにでも言うわけ？言っとくけど、俺あいつと付き合ってないから。」
マスクと眼鏡を外しながら答える。
「俺だって、別に好きじゃねぇよ。」
明智が、ポツリと呟いた。
「あいつが勝手に俺の事好きで、都合がいいから俺はあいつを利用するだけ。」
傷つけているのは明智なのに、明智は傷つけられたような顔をする。
「難しいことはわかんねぇよ。」
電車を降りて、どちらも言葉を発することなく二人は違う方向へ歩いていった。
終わり
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