【鬼灯の冷徹】 3つの人格と闇の器 【裏切り】

ルリオ「第15話だ」 ページ17

鬼灯サイド



私の言葉とともに少しずつ仕事に戻っていく獄卒の皆さん。



…本当にAさんがやったのでしょうか。



A「…。」



Aさんは先ほどから下を向いたまま話しませんし…



鬼灯「…Aさんがやったのですか？」

A「鬼灯様はそう思いますか？」



食い気味で質問を返すAさん。

しかし顔を上げたAさんの表情には、なんの感情も見られなかった。




鬼灯「っ…質問を質問で返さないでください。
…私は貴方のことを疑いたくありません。」




A「…それはありがとうございます。ですが…今“僕”が何もしていないと言っても、貴方は信じない。」




　…？

何でしょう、この違和感は。



鬼灯「…貴方はやっていないのですね？」



A「やっていませんよ。…それで、あなたはどうするおつもりです？」(ニコッ



鬼灯「っ…何もしませんよ。金魚草は全て枯れたわけではありません。また植えればいいのですし、私は貴方を信じたいのです。」




　貴方は私の――――ですから。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←ミキ「第14話にゃぁ〜」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す