屋上限定身代わり彼女【綾瀬恋雪】

未完成恋愛＊１４＊ ページ15

〜恋雪SIDE〜









貴「そういえばなんだけど・・・・・・・・・」








聞きにくいことなのか、上目づかいで聞いてくる


不覚にも、ちょっと可愛いって思ってしまう自分がいるのはナイショ








恋「？」


貴「恋雪君の横の席、夏樹ちゃんだけど・・・大丈夫？」








・・・・・・・・・・・・・・・そっか


Aさんは榎本さんの列の一番後ろ、つまり僕がものすごよく見える位置








貴「しかもその後ろの瀬戸口君って・・・・・・・・・・・・」








瀬戸口君、ね


Aさんが心配してくれてるのははわかるけど、


最初に気まずい雰囲気を作ったのは僕だからね








恋「あはは、心配しなくても大丈夫ですよ」








乾いた笑みが嫌でももれる


多分Aさんから聞いたら自嘲気味にも聞こえるだろうけど








貴「・・・・・・・・・・・・・またそんな笑い方して」







ポツリ


そう呟く







恋「・・・Aさん？」








貴「何回も言ったかもしれないけど、私の前で無理して笑わなくてもいいんだよ？」







まっすぐ、目を見て言われる。


でもそのAさんの目はまるで・・・・・・・・・・・・・








恋「え・・・・・・？」


貴「・・・・・・・・・・・・」






泣くのを我慢してる小さな子供みたいで









✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱



恋雪君は動画でも小説でも、上目使いのことが多いみたいですね・・・＾＾

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