第九十九魔 ページ8
体の震えが止まらない
涙も止まらない
思い出されるのはキリヲ先輩の言葉の数々
＜花火の火薬が地に落ちて毒の煙を出すやろな。それを吸ってしまったら最後……中毒症状を引き落として発狂死……誰もが逃げられない。正に絶望……！そう、メイちゃん。君の毒によって！＞
＜お母さんもお父さんも君に失望して顔も見とうなくなる。友達も憧れの人もみんなみんな花火に消える。＞
私は何て事を……
呼吸がままならない
汗が吹き出る
どういうわけか学校は無事だがもしかしたら誰か死んだかもしれない
そう考えただけでもう頭がおかしくなりそうだった
……いっそのこと、キリヲ先輩の言う通りに
そんな恥知らずな事を考えてしまい私は血が出るほどに手を握りしめた
どこまで恥を晒すのだ私は……！
犯した罪の上に更に罪を乗せようというのか！
気付け薬のお陰で少し頭がまわるようになった私だったが考えることは同じだった
そんな時カルエゴ卿が来てくださった
カルエゴ卿は皆の無事を教えてくれた
花火は爆発せずにすんだと言う
だがそれでも罪の意識は途絶えず私を蝕んだ
やってしまった事はじじつなのだ
カルエゴ卿の前なのに
私が全て悪いのに
こんな被害者みたいな振る舞い
カルエゴ卿は気に食わないだろうな……
誰も被害が無かったのが唯一の救いだがそれでも私の罪は変わらない
私が毒を仕込んでしまったことでどれだけの被害が出ていたことか……
「私が先輩の口車にのせられなければあんなことにはならなかった……！最悪、学校の誰一人として残さず皆殺しにしていたかもしれない……！カルエゴ卿の誇る悪魔学校も、私の大事な人達も皆……壊してしまっていたかもしれない……！私が……私が……！」
謝ることもおこがましい
もう入間様達に顔向けすることも出来やしない
私の罪は深く重く、とてもじゃないがこの身一つで償えるものではないのだ
震える体を何とか抑えて、無様な姿を少しでも見せないようにする
それでも目から涙は溢れてやまないし、少し震えてしまう
だがこれもけじめだ
どんな罰でも受ける覚悟ができていた
学校を壊すほどの悪行
力なき悪魔がその悪行を未遂で終わらせることは恥であり罪だ
それが大規模であればあるほどその罪は重くなる
最悪死罪
いや死罪が当然だろう
そうでなくては示しがつかない
「カルエゴ卿……どうか、この私に罰を……私も魔関へ連行下さい……知らず知らずとはいえ今回のテロに加担したのは事実……私の罪は許されるものではありません……だから……」
カルエゴ卿は黙っていたが暫くして溜め息をついた
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闇鍋ソース(プロフ) - ミミさん» うほっ！いい女！← (2020年2月27日 19時) (
レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - うおおお鍋さんの阿部さんが見え隠れしてるウゥ（ヤラないか、はっ! (2020年2月27日 19時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - レナータMRさん» イエス！ヤラナイカが脳内を埋め尽くすであろう！（ズンチャッズンチャズンチャッズンチャッズンチャッズンチャッヤラナイカ！はっ！） (2020年2月27日 18時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
レナータMR - メイちゃん頭打って性格変わらないといいけどアメリさんみたいになったらそれこそアズ君とカルエゴ先生とバラム先生の理性が…… (2020年2月27日 18時) (レス) id: e662a9d0a8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - さゆゆ☆さん» へっへっへ( ﾟ∀ﾟ) (2020年2月27日 7時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇鍋ソース | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mesemoaLOVE/
作成日時：2019年12月15日 20時
