第百二十魔(アスモデウスside ) ページ30
「貴様……スピネルか!」
「御名答!俺こそがハドラ嬢の運命の王子魔神スピネルだ!」
そういって奴は決めポーズをとった
が、モフモフボディーではあまり締まらず拍子抜けといった感じだ
「……ださいな。」
「んなっ!仕方あるまい!ハドラ嬢がこの姿にしたのだから!元に戻れなくはないがそれはハドラ嬢の意に背くわけだし……」
「ならなぜハドラは消沈している!十中八九貴様の仕業だろ!」
「断じて違う!俺はハドラ嬢の身の回りの世話とちょっとしたサービスをしてただけだ!」
「前述はともかく後述は確実にハドラのストレスになってるだろ!」
「おいやめろ!俺の麗しいボディーが潰れるだろ!」
鬼ぎりの如く握ってやればピギーとなんとも情けない悲鳴をあげるスピネルを私は鼻で笑ってやった
無様な
「ねーねーアズアズー?お二人さんで盛り上がってる所悪いけどそれなんなの?スピネルとか魔神だとか言ってたけど……」
ふとシャックス達が聞いてきた
「貴様らには関係のない事だ。」
「まーまーそういわず貸してくれよっと!」
「あっ!こら貴様!」
しらばっくれようとするも隣からジャズに奪われてしまった
厄介な……
「モフモフねー!」
「み、ミスエリザベッタ!私の方がモフモフですぞ!」
「見た目は使い魔のカルエゴ卿そっくりでござる!」
「ふっふーん……当たり前だ。何故なら俺はあの陰険悪魔の魔力から産まれたのだから!故に!口惜しきかな俺はあいつとハドラ嬢の子供どうぜっ……」
「粛に!」
「アフンッ!」
その時、突然スピネルの頭を大きな手が鷲掴みにした
誰かと思えばカルエゴ卿だった
「カルエゴ卿!」
「騒がしいと思ってきてみれば……まさか貴様だったとはな……」
「いだだだだ!離せ野蛮魔!頭が割れる!」
「黙れ!おいアホ共!本来であればLHRだが自習とする!私はこのゴミの処分を決めてくる。アスモデウス!ハドラのペンダントをこちらに。」
「……!は!」
私は言われるがままにハドラからペンダントを取り外すとカルエゴ卿に手渡した
「ご苦労。ハドラの事は任せた。」
「了解いたしました。」
「はっなっせっ!ハドラ嬢ー!助けてぇ!」
「喧しい!」
一礼すればカルエゴ卿は変わらずスピネルを鷲掴みしながら出ていった
「メイ、大丈夫?」
振り返ると入間様がハドラに声をかけていた
「私は何て駄目な奴なんだ切り替えさえも出来ないのかこんな事ではハドラの家名がなこうぞこのバカ女が嗚呼カルエゴ卿申し訳ありませんガンを飛ばすなどという愚行どうかお許しを……」
……これは少し時間がかかりそうだな
第百二十一魔(カルエゴside )→←第百十九魔(夢主&アスモデウスside )
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闇鍋ソース(プロフ) - ミミさん» うほっ!いい女!← (2020年2月27日 19時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - うおおお鍋さんの阿部さんが見え隠れしてるウゥ(ヤラないか、はっ! (2020年2月27日 19時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - レナータMRさん» イエス!ヤラナイカが脳内を埋め尽くすであろう!(ズンチャッズンチャズンチャッズンチャッズンチャッズンチャッヤラナイカ!はっ!) (2020年2月27日 18時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
レナータMR - メイちゃん頭打って性格変わらないといいけどアメリさんみたいになったらそれこそアズ君とカルエゴ先生とバラム先生の理性が…… (2020年2月27日 18時) (レス) id: e662a9d0a8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - さゆゆ☆さん» へっへっへ( ゚∀゚) (2020年2月27日 7時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mesemoaLOVE/
作成日時:2019年12月15日 20時