第百十八魔 ページ28
「ハドラ無事か!」
そんな時血相を変えてカルエゴ卿が殴り込んできた
「かっ、カルエゴ卿!?どうしたんですか!?」
「!……よかった、それに何かされたのではと気が気で無くてな……何もなかった様で安心した……」
カルエゴ卿はそう言うと変態に一蹴りかました
「ゴフッ!?」
「よくやったシチロウ。」
「まぁ当然でしょ。」
「鬼畜ぅ……」
のびている変態にお二人は嫌な笑みを浮かべて弄んでいた
「でも何でカルエゴ君の姿を模してたんだろうねぇ。」
「全く、甚だ不服だ!」
(姿を……模す……まさか!)
そこで私は全身血の気が引いた
何故あいつがカルエゴ卿の姿を模しているのか
そんなのわかりきっている!
彼奴はペンダントに宿っていた魔神だ
ならば……
「申し訳ありませんカルエゴ卿!全て私のせいです!」
「どういうことだ?」
眉をひそめるカルエゴ卿に私はびくつきながらも口を開いた
「その……ペンダントには……お守りの意も込めて……か、カルエゴ卿の写真を……いれていたので……そのせいかと……」
「……」
「……」
「「え"!?」」
「!?」
お二人は顔を見合わせるや否や目を見開いて驚いた
「も、申し訳ありませんでした!」
「いや謝ることではない気にするな……!」
「ねぇねぇねぇ羨ましいが過ぎるよねぇ?ねぇ!?」
「落ち着けシチロウハドラの前だぞ!」
「そ、そうだった!」
「あのなにか?」
「気にするな!」
いきなり動揺を露にするお二人に私は首をかしげた
……やっぱり気味悪がられた!
「はぁ……」
「こら二人とも!ハドラ嬢が落ち込んでるだろ!発言仕草に気をつけたまえ!」
ため息をつくとスピネルが肩を組んできた
こいつなんて馴れ馴れしい
しかも回復早いな
「貴様が言うな!」
「黙りなよ!」
「嗚呼ハドラ嬢……こんなうつけものほっぽって俺と結ばれましょう!」
「
「へ?」
次の瞬間、スピネルの体を煙が包み込んだか
暫くして中から現れたのは色の反転した使い魔状態のカルエゴ卿だった
「「!?」」
「へ!?え!?ハドラ嬢!?ぐえっ!」
「よくもカルエゴ卿のお姿ちょこまかと……」
私はスピネルの頭を掴むと力を込める
「い、いだだだだ!」
「丁度いい……体力も回復したのだろう?捻ってやる。」
「あっやめ、ピギャァァァァ!」
その日、医務室からカルエゴ卿の断末魔が聞こえたと学校中で噂になったらしい
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闇鍋ソース(プロフ) - ミミさん» うほっ!いい女!← (2020年2月27日 19時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - うおおお鍋さんの阿部さんが見え隠れしてるウゥ(ヤラないか、はっ! (2020年2月27日 19時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - レナータMRさん» イエス!ヤラナイカが脳内を埋め尽くすであろう!(ズンチャッズンチャズンチャッズンチャッズンチャッズンチャッヤラナイカ!はっ!) (2020年2月27日 18時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
レナータMR - メイちゃん頭打って性格変わらないといいけどアメリさんみたいになったらそれこそアズ君とカルエゴ先生とバラム先生の理性が…… (2020年2月27日 18時) (レス) id: e662a9d0a8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - さゆゆ☆さん» へっへっへ( ゚∀゚) (2020年2月27日 7時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mesemoaLOVE/
作成日時:2019年12月15日 20時