第百十五魔（カルエゴside） ページ24
「ハドラちゃん！？」
ハドラの様子は明らかに異様で、顔は怯えているのに声は無機質に禁忌呪文を唱えていた
こうなってしまっては最早止めることは叶わない
衝撃波のせいもありギリギリハドラの近くまではこれたがそれから先へは進めなかった
「全員出来るだけ避難しろ！シチロウ、バリケードを張れ！」
「う、うん！」
シチロウはニギニギ草のバリケードを張り巡らせた
本来たいして強くはないが、シチロウの魔力もあり強度は並大抵ではない
そしてとうとう、禁忌呪文は唱えきられてしまった
「っ！」
辺りを激しい光が包み込む
暫くすると視界が開けてきた
ゆっくり目を開けてみるとそこには信じがたい光景があった
「な、え？」
「あれは……」
そこにいたのはハドラをお姫様だっこし、純白のマントを身に付けた真っ白な……俺だった
「え、え！？あれ、え！？カルエゴ君！？」
「どういうことだ！？」
驚愕し動揺を隠せない俺達だったがそれはゆっくり目を開けるとそっとほほえんだ
「嗚呼……我が愛しき姫君……さぁ、接吻を……」
「「わ"あ"ぁぁぁぁぁ！」」
「ゴフッ！？」
間髪入れずに俺達は奴の腹にグーパンを決めた
奴は窓を突き破ってそのまま落ちていった
因に何故かアスモデウスも混じっていた
「な、なんなのあれ……」
「カルエゴ卿！あの白いやつは一体なんですか！や、奴……奴は……！は、ハドラに口づけしようと！」
「とにかく止めを指しにいくぞ。」
禁忌呪文で産まれたのだろくなものではない
それに先の行い……
殺す
確実に殺す
そう思いながら俺達は他の生徒にハドラを任せ、校舎からでて奴を探した
案外すぐに見つかり、木の枝に引っ掛かり延びていた
「うー……」
「どうするカルエゴ君。やる？やっちゃう？」
「無論。」
「灰にしてくれよう……私もおともいたしますお二方……」
全員止めをさそうと魔力全快に魔術をぶちこもうとした
すると奴は慌てた様子で止めてきた
「ちょ、ま、待て貴様ら！俺を殺せばハドラ嬢も死ぬんだぞ！？」
「「何！？」」
驚いて魔術を引っ込める
奴は木から降りると身体の土なりを払い胸に手をあてて礼をした
「まず始めに自己紹介を。俺の名はスピネル。古より伝わるペンダントに宿りし魔神だ。」
「魔神だと！？」
魔神とは本来召喚獣の最高位
そう数がいる訳でもなく、使役できるのもごくわずかの悪魔のみ
疑わしいが禁忌呪文によって産み出されたと考えると……
「そして！ハドラ嬢と結ばれる運命なのだ！」
「「はぁ！？」」
本日二回目の仰天に愕然とした
なにいってんだこいつは！
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闇鍋ソース(プロフ) - ミミさん» うほっ！いい女！← (2020年2月27日 19時) (
レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - うおおお鍋さんの阿部さんが見え隠れしてるウゥ（ヤラないか、はっ! (2020年2月27日 19時) (レス) id: 478e853934 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - レナータMRさん» イエス！ヤラナイカが脳内を埋め尽くすであろう！（ズンチャッズンチャズンチャッズンチャッズンチャッズンチャッヤラナイカ！はっ！） (2020年2月27日 18時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
レナータMR - メイちゃん頭打って性格変わらないといいけどアメリさんみたいになったらそれこそアズ君とカルエゴ先生とバラム先生の理性が…… (2020年2月27日 18時) (レス) id: e662a9d0a8 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - さゆゆ☆さん» へっへっへ( ﾟ∀ﾟ) (2020年2月27日 7時) (レス) id: bdf5382829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇鍋ソース | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mesemoaLOVE/
作成日時：2019年12月15日 20時
