出勤五日目 ページ10
喜ぶ二人に私は微笑んだ
そんな最中ふとマネー先輩を見ると何やらきょとーんとして茫然としていた
どこか顔も赤いような?
「マネー先輩?」
「えっ、あっ?…あーごめん!ボーッとしちゃって!」
マネー先輩は慌てて弁明したが目があっちへこっちへ大慌てだ
何なんだ?
「ま、まぁともかく!ここは情報を記入したり計算したりするところだからよろしく!他は…まぁいいか。今日はオレユリちゃんと一緒にいたいしー!」
そう言うとマネー先輩は馴れ馴れしくすりよってきた
「ちょ、セクハラですよ!」
「いーじゃんこの位ー!」
「よくなーい!」
何!?
ここそういう所なの!?
設備よくても中はとんでもねー!
あわあわしているとふいに、ドスッとイヤーな音が響いた
「ゴフッ…」
「全く…言い訳あるかたわけ!社長のバランス言いつけで来てみればなんだ!しっかり責務は果たせ馬鹿者!」
「うぃ、ウィッス…」
「ま、マネー先輩!?」
背中を支えるマネーに慌てる
「大丈夫かねお嬢さん。すまないね。こんなクズばかりでは無いから安心してほしい。」
優しげにそういう彼もまたスケルトンで濃い赤が特徴的な少し年のいった紳士
思わず身構えてしまう
傍らにはそんな彼よりも慎重の高いこれまたスケルトン
手にはメモ帳と鉛筆を持っている
「申し遅れた。私はワイン。総務課のリーダーだ。こちらは総務課書記であり私の自慢の弟のコーヒーだ。」
『よ、よろしく…』
拙い字で書いて見せるコーヒー君
どうやら彼は筆談で話すらしい
「本日付で配属されましたユリアナ・ナベリアンです!よろしくお願いいたします!」
私は精一杯の敬意をこめて挨拶した
…何かわからないけど敬意を払わないといけない気がする
そんな雰囲気がする
するとワインさんは笑った
「ハッハッハ!そう固くならなくとも良い。さて、そこに転がってるポン骨は放っておいて、私が案内しよう。」
「え"!?」
さっきまで撃沈していたマネー先輩がガバッと起き上がる
あまりに突然だったので軽くびびる
「さっさと案内しない貴様が悪い。さぁ、行こうか。」
「は、はい!」
「あー…」
とても名残惜しそうにマネー先輩はまた横たわった
まぁあんなことがあったあとだしマネーじゃなくてよかったと何処かで思ってしまっていた
とにもかくにも私はワインさんとコーヒー君に社内や仕事について案内されることになった
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茄子猫 - めっちゃ設定細かいし面白いねこれ! (2020年4月13日 2時) (レス) id: 9df501902d (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 愛骨者さん» ただいまなのだ! (2019年11月25日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
愛骨者(プロフ) - ニェエエエエエェェエ!!??こ、更新されとるぅぅぅぅぅ!!!← 待ってましたお帰りなさいっ! ベリーたん可愛いよベリー…あぁやっぱりベリーズは天使ですね……(昇天 (2019年11月25日 20時) (レス) id: 3149912085 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - artさん» オナシャース!\(^o^)/ (2019年11月25日 19時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
art - うおおお初返信!?←喜びすぎ これから(多分会うと思うので←)よろしくお願いします! (2019年11月25日 18時) (レス) id: 07d3a9fb09 (このIDを非表示/違反報告)
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