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出勤六日目 ページ12

「これで一通りの案内は終了だ。」

「御丁寧にありがとうございました!」

私はワインさんに頭を下げてお礼を言う
いやー、前いたブラック企業とは程遠い……
何せ出社当日に山積みの書類を整理させられたんだからもう……
過去に涙しているとコーヒー君が肩をポンッと叩いた

『そんなに固くならなくていいんだよ。ここは皆仲いいから。僕の事もコーヒーでいいんだよ?』

固い私にコーヒー君は優しく微笑んだ
何なのこの天使は
ブラックでボロボロのハートに優しく響くそれに私は心の中で拝んだ

「ハッハッハ!コーヒーも君の事が気に入ったようだ。」

「はい、光栄な限りで……」

「フム……仕事が行き詰まった時はいつでも我輩の所へ来るが良い。あとこれは私のメールアドレスと電話番号だ。いつでも連絡してくれた前。」

「ありがとうございます!」

「それではまた会おうお嬢さん。」

『またね。』

二人はそう言って優雅に去っていった
ワインさんは私より身長が低いのにその背中が大きく見えた
その姿に私は渡された紙を握りしめた

ーーーーー

そんなこんなでお昼になった
食堂は広く、ごみ溜めの用だった前の食堂とは全く違っていた
しかも料理のクオリティーと品の多さよ
どれを食べたら良いか迷ってしまう

「うわぁ……!」

(どれにしようかなぁ?)

迷っていると背中に衝撃が

「ムエッ!?」

「おわっと!?」

そのまま私は前に倒れこんだ
痛む部分を擦りながら後ろを振り返るとそこには子供とも言える大きさのスケルトンがいた

「ムエェー……ぶつかっちゃったのだ。」

なにこの子かわいい
真っ先に浮かんだワードはこれである
青い瞳に小柄な体
社員というよりは社会科見学に来た小学生である

「えっと……」

「ごめんなのだ!怪我はないか?」

「は、はい!大丈夫です……」

「そっか!よかった!」

そう言うと彼は満面の笑みを浮かべた
もう一度言う
天使か

「ちょっとベリー!一人だけ走っていかないでよ!」

「そうだぞ!」

「ろ、ロード達も充分速いよぉ……」

彼の後を追ってきたのか彼と同じくらいの背丈のスケルトン二人とその保護者のような高身長のスケルトンが走ってきた

「ごめんなのだ!」

「もう、世話焼かせないでよね?ん?その子は?」

赤い子がこちらを見る

「今日入った新任の人間じゃないか!?」

続いて紫の子が言う

「そんな連絡あったっけ?」

「う、うん。」

「何で早く言わないのさ!」

「ご、ごめんなさいぃぃ!」

(えぇー!?)

赤い子は鞭を取り出したかと思うと長身のスケルトンを叩いた
え、なに、そう言うプレイ?

出勤七日目→←只今戻りやした



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茄子猫 - めっちゃ設定細かいし面白いねこれ! (2020年4月13日 2時) (レス) id: 9df501902d (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 愛骨者さん» ただいまなのだ! (2019年11月25日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
愛骨者(プロフ) - ニェエエエエエェェエ!!??こ、更新されとるぅぅぅぅぅ!!!← 待ってましたお帰りなさいっ! ベリーたん可愛いよベリー…あぁやっぱりベリーズは天使ですね……(昇天 (2019年11月25日 20時) (レス) id: 3149912085 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - artさん» オナシャース!\(^o^)/ (2019年11月25日 19時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
art - うおおお初返信!?←喜びすぎ   これから(多分会うと思うので←)よろしくお願いします! (2019年11月25日 18時) (レス) id: 07d3a9fb09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇鍋ソース | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月15日 16時

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