Kingの優越 ページ23
「とーるくん、開けて。」
愛しいAがそんな事を言い出した。
「ん、A。どしたの、おいで。」
玄関を開けてばっと両手を開いて迎える。
珍しくAが震えていた。
Aが俺に嘘をついたことは無いし
演技も皆の前以外ではしない。
周りにも誰もいない。…何かあったのか。
「絢瀬?」
そう聞けば うん と 可愛く頷く。
流石俺の彼女とか言いたいけど
今はそんなこと言ってる場合じゃないんだよねぇ。
名前に手を出されて黙ってられるほど、
俺は温厚な人間じゃないからね。
「ん、ちょっと行ってくるね。」
ぎゅっと袖を握ってくるAの頭を撫で家を出る
殴られても弱った所を見せるなんて事はしない。
相当なにか怖い思いをしたって言うこと。
Aも完璧じゃない。俺以外には弱みを見せない。
そう、俺には見せてくれる。
「何したのかなー?」
既にボコボコにされている奴に聞く。
答える気がないらしい。
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涙月(プロフ) - 霧雨さん» 有難う御座います!これからも更新頑張りますので応援して下されば嬉しいです (2019年2月26日 21時) (レス) id: 3547e91c28 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨(プロフ) - 初コメ失礼します!作品凄く面白かったです!更新待ってます!応援してます! (2019年2月22日 13時) (レス) id: ad5e0a46a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涙月 | 作成日時:2019年1月31日 0時