『みてください、雪です！』 ページ9
それは、今年で初めて雪が降った日だった。
Meta Knight
「ふむ…もうそのような時期になったのか」
ココアを片手に貴女と共に窓の外を眺めている。しんしんと静かに降り、緑の大地を銀に塗り替えていく。
白く曇る窓に手をつけば手形が残り、暗い夜に降る白い雪がはっきり見えるようになった。
「＿A、明日になれば一面積もるだろう。その時に出よう」
そろそろ中に戻れという遠回しに言われた。
ココアの白い湯気が眠気を誘った。
Galacta Knight
「わぁ！ねえA!!雪だよ」
雪が珍しいらしく、少し興奮した様子で貴女の手をグイグイ引っ張る。こころなしか真紅の瞳がキラリと輝いているような。
「外に出たいんだけどAも一緒に行かない？」
断る理由なんてありませんよね。
羽毛のようにふわふわ舞い降りる雪の中、2人だけのデート。
珍しいはっちゃける彼。
Dark Meta Knight
「…ただの雪だろ」
ちらっと窓の外に目をやるがすぐに逸らしてしまう。まるで興味などないというかのように。
窓を開けると風はなく、雲のかけらのように柔らかい雪が降っていた。
「冷えるから今すぐ閉めろ。ま、お前が風邪でも引きたいんなら好きにしやがれ」
彼はそのまま部屋の奥に行ってしまう。
貴女が慌てて窓を閉めると湯気立つコーヒーが彼と共に出迎えてくれます。
Morpho Knight
「…すっごく寒い」
貴女にピトリとくっ付いたまま外を眺める彼。蝶はやはり寒さは好まないようだ。
窓を開ければ冷たく刺すような風が入ってくる。
霰混じりの雪が空から落ちてくる。息を吐けば灰色の空に吸い込まれていった。
「風が冷たいし、中に戻るよ」
一つ震えた彼は貴女から離れて暖房のそばに行ってしまう。
寒がりな彼でした。
＝ ＝ ＝
Request Thank you!!
それといい感じに風邪をひいてしまいました…情けない
『撫でてもいいですか？』→←『Let's play Pocky game!』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネヴァライス(プロフ) - 良きです… (4月4日 10時) (
レス) @page12 id: 809f109241 (このIDを非表示/違反報告)
nekonekoneko202(プロフ) - 作者様，三回目のリクエストです。少し微かもしれませんが”彼らにキスマークつけみた”guestでマルクとマホロアお願いします。 (1月7日 2時) (レス) id: ffc4f47a2d (このIDを非表示/違反報告)
クロミヤ - またリクエストしたいのですが『彼の目の前で彼の人形の口にキスをした』が見たいです。ゲストマホロア君お願いします！ (12月9日 23時) (レス) id: aaa0d65f64 (このIDを非表示/違反報告)
クロミヤ - リクエストしたいのですが、『共依存になった』が見たいです。 (11月21日 6時) (レス) id: aaa0d65f64 (このIDを非表示/違反報告)
nekonekoneko202(プロフ) - 作者様，二回目のリクエストです。"彼と初雪を見てみた"お願いします (11月11日 22時) (レス) id: ffc4f47a2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ø | 作成日時：2023年11月4日 16時
