星空の下で２【爆豪勝己】 (ページ8)

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「すみません、遅くなりました」

そう言って入ってきた相澤に対して校長とオールマイトは労いの言葉をかけるのを見ながら思う

…うん、やっぱり30に見えないわ。

『相澤おつかれ。大丈夫だよ3人で仲良くお話してたから』

「遅れた俺が悪いが2人に迷惑かけるなよ」

『なんで迷惑かける前提なの！？』

おかしくない！？
それにオールマイトも苦笑いしないの！

迷惑かかりましたって語ってるようなもんじゃん！

楽しくお話してただけなのに！！！

なんて心の中で悪態をついていると
相澤がわたしの横に座り、空気が一気に真面目な空気になる。

「どのくらいお話したんですか？」

「今日お話する事柄だけなのさ。

やはり相澤くんも交えてどのように決まったのか
ちゃんと話したほうがいいと思ってね」

「なるほどわかりました。では俺が主に説明しますね」

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『なるほど。理解した。
ちゃんと考えてくれてるみたいだし文句も異論もないよ

ありがとね、ここまで考えてくれて』

「いや、むしろこちらがお礼を言わなくてはならない。

わたし達ヒーローが気付かないあまりに
A少女と出会わなければきっと今も気付けていない。

ありがとう」

『え、やめてよオールマイト顔上げてよ！

ほんとにお人好しだよねヒーローって。

気付かないのも当たり前だよ。
あいつら悪知恵だけは気持ち悪いくらい天下一品だもん』

そもそもの話、
相澤があのときわたしを捕まえて雄英に連れてこなければ
わたしは佐伯を放置してたんだ

だからお礼なんて言われる権利ないんだよ。

「A」

『ん？なに？』

「すでに聞いてると思うが、
これから佐伯のことで打ち合わせやらなんやらで忙しくなる

雄英は文化祭も控えているが、
佐伯のことも早急にことを進めていきたい。

おそらく文化祭の準備に参加できないことも多くなる

初めての文化祭を思いっきり楽しんでもらいたかったが
こうなってしまってすまない」

……ほんとヒーローってお人好しばっかだな。

思わず笑いがこぼれてしまい、相澤が顔を上げる

『ばかだなぁーみんな』

その言葉に3人は頭の上に？を浮かべ変な目でわたしを見てくる

やめろ、その目は流石に傷付くぞ

『あの環境から洗脳されずに逃げてきたんだよ？わたし』

だからさ、

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『わたしの本気、なめんなよ？』

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