星空の下で２【爆豪勝己】 (ページ3)

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『…おはよう』

そう挨拶しただけなのに3人はびっくりしている

『ねぇ勝己。3人共固まっちゃった』

「そりゃそうだろ。今までお前から挨拶したことなんてねーンだから」

勝己と朝1番に会ったから決意表明をしてみた
それは切島・上鳴・瀬呂の3人に今日は自分から話しかけてみること

それを言うと勝己は少しだけ嬉しそうに笑って
頑張れよって言って頭を撫でてくれた

たぶん昨日の会話でわたしの中で変化があったのを
わかっているんだと思う

そんなことを話しながら勝己と共有スペースまで行くと
3人が一緒にいたから挨拶してみた。

そしたら3人共固まっちゃって今に至る

『ねぇ挨拶したのに3人共返してくれない泣きそう』

「おいおめーらびっくりすンのもわかるが

Aが挨拶したんだから返してやれや」

勝己のその言葉で3人共我を取り戻したのか、挨拶してくれた

「Aが…Aが自分から挨拶をしてくれた…！！」

「わかるぜ上鳴ィ！やっと！やっと俺たちにも…！！」

「Aも成長したなぁ～」

もちろん上から上鳴、切島、瀬呂である。

上鳴と切島にいたっては泣いてるし瀬呂は親か。親なのか。
これは喜んでいい反応なのか…？

「…気色悪ィ」

「かっちゃんは最初から懐かれてたからね！

俺たちの気持ちなんてわかんないよねそりゃあ！！」

「アホ面うるせェ！」

「まーまー落ち着けよバクゴー。

俺たち嬉しいんだよ。Aから挨拶してくれてさ」

『……なんかごめん』

「いやAは悪くないから謝んなくて大丈夫」

『瀬呂…あの3人うるさいから先にご飯食べよ』

「いいねそれ。先に2人で食べてよっか」

そのまま2人でご飯を先に食べ始める
ちなみにあの3人はまだ騒いでいる。少しうるさい

「なんで俺たちに挨拶してくれたの？」

『本能に従ってみた。直感を信じたから

少し難しく考えてただけだったのかなって思って』

「そうかそうか。嬉しいよ。

爆豪とまではいかなくてもさ、俺たち一緒に飯食ってたじゃん？
だからいつ心開いてくれるのかなってちょっと思ってたんだ

だからAから挨拶してくれてすげー嬉しい」

『勝己のおかげだよ』

「はは！そりゃ爆豪には敵わねーわ！」

もう半分弱食べ終わったけどあの3人いつまで騒いでんのかな

勝己ははやく来てほしいのに

「爆豪呼んできなよ」

…バレてるし。
瀬呂ってやっぱり親なのかな。

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