星空の下で【爆豪勝己】 (ページ49)

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『どうしたの？そんな揃って大声だして』

3人共大声だしてびっくりしたと思えば
口を開けたまま固まっている

そんな勝己にわたしは定食のメインであるコロッケを
一口サイズにしてそのまま口に突っ込んだ

「ちょっ！え！？まてまてA！」

『なに上鳴。声大きいうるさい』

「口調が強い！

じゃなくてだな！爆豪に興味あるってどうゆうコト！？」

『どうってそのまんまの意味だけど』

「ま、まぁまぁ上鳴も落ち着けって

俺も気になるなAチャン。
爆豪のどんなところが興味あるんだ？」

どうした2人共めちゃくちゃ食い気味だな。

目の前にいる勝己はコロッケを突っ込んだときに
意識が戻って普通に咀嚼してたというのに。

『んー、どんなところって言われてもなぁ…

それはよくわからん。
興味持ったからとしか言いようがないね』

「そうだったコイツ本能的な人間だった…」

おいコラ瀬呂。
わたしをそんな目で見るんじゃない

『ねぇ勝己。わたしそろそろお腹いっぱい』

「あァ？てめェ今日一段と食ってねェじゃねェか。

もうちょい食え。
じゃねェと午後もたねェぞ」

『えぇー勝己スパルタ過ぎない？

もうお腹はち切れそうなんだけど？』

「アホか。てめェが食べなさ過ぎンだよ。

あと5口でいいから食え。
そしたら3分の2食べたことになるだろ」

『…うぃーっす』

くそう厳し過ぎるぜ勝己サン

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無事にAは5口を食べて
残りは爆豪に食べてもらっていた

そこから今は4人で教室に戻ってる

目の前でイチャつく(2人は無意識)のを見ながら
その後ろで上鳴と歩いている

「なぁなぁAって爆豪のかっちゃんのこと好きなんかな！？」

「好きだろうけど恋愛感情は無ぇんじゃねぇの？」

「だよなぁ…

けどさ、Aは恋愛感情って知らなそうだよな。

もし知ったら絶対爆豪のこと好きになるんだろうな」

「それはあり得るな。

爆豪も満更じゃなさそうだし」

「だよなぁー。くっつくのも時間の問題か」

「なに上鳴お前Aのこと狙ってたの？」

「いや、狙ってねーけど」

「じゃあなんでそんな複雑な顔してんのさ」

「あー…いや、な？

Aにとって爆豪が1番仲良いのはわかってるんだけどさ、
俺らだって昼メシ一緒に食べたりしてるわけじゃん？

そろそろ俺らにも心開いてくんねーかなって」

「…そーだな。ま、気楽に待とうぜ」

「…おう」

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