星空の下で【爆豪勝己】 (ページ15)

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みんな黙っちゃって…ウケる

そりゃそうだよね
佐伯ヒーロー研究所って表では
めちゃくちゃ素晴らしい会社らしいし

中身はとんでもないけどね。びっくり箱かよ

うーんそれにしてもほんとにみんな言葉を発しない
たぶんがんばって脳内処理してるんだろうけど

なかなか追いつかないんだろうね

まぁ急かすわけでもないしいいか。待ってよーっと。

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2、3分待ったところで
やっと理解が追い付いたようだった

とりあえずおつかれ。

いきなりこんなこと言われてもわけわかめだよね
けどわたし聞いてきたから答えただけで
わたし悪くないから

『じゃあそろそろみんな大丈夫そうだからさー
質問タイムといこうじゃん！

今なら答えられることなら
なんでも答えてあげるよ！大サービス！』

「じゃあまず君の個性は何かな？」

あれ？まさかの個性？
そういえば言ってなかったっけ

『わたしの個性は水だよ

手から水を放出することができるけど
出しすぎると脱水症状になる』

「ヘイリスナー！
なんでオメェは洗脳されなかったんだァ？」

『んーなんて言えばいいのかわかんないんだけどさ

勘っていうか本能っていうか…
物心ついたときから思ったんだよね

あ、ここでは従っておいたほうがいいって。

そんでわたし頭よかったらハッキングとか
その他もろもろプラスアルファを教わってて

ハッキング完璧に習得してからは
外の情報バンバン入手して

あ、やっぱりここやべぇんだって確信した

研究所内のこともハッキングしようと思ったんだけど
バレたら終わるなって思ってやめといた』

研究所内のハッキングしてもよかったんだけどさ、
さすがにバレたときが恐ろしすぎて

いったい何人を相手すればいいんだよってなるから。

めんどくさいことはしない主義ですわたし

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他にも質問が2、3個あったのを応える

すると今まで一度も口を出さなかった相澤が口を開いた

「なぁA。なんでおまえは昨日飛び降りたんだ？」

相澤のその言葉に視線が集まるのがわかる
誰かが息を呑んだ音もした
それを気にすることもなく、相澤はまだ話を続ける

「自分の願いを叶えようと思ったら
それ以外思い付かなかったってどういうことだ？」

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