響く皹く ページ15
貴「ひっい、いやだ！」
不破「逃げるな」
逃げようとすると、首輪につながる鎖を引っ張られ頭からこける。
不破「ねぇ、どうしてそんなに嫌がるの？僕はこううううううううううううううううんなにキミのことが好きなのに・・・♪」
貴「す、好きとか・・ふざけんな！」
不破「ふざけてないさ」
僕の前髪を乱暴につかんだ雷蔵は、そのまま引き上げて首だけ上を向いている状態にした。すごく、痛い。
不破「Aの頭の先から足の先まで全部が全部僕のもの。大丈夫安心して他の奴らには一切触れさせないからさ。あとそうだね、ちょっとこの首輪の色はAには似合わないかな。後でもっと素敵なのに変えてあげるね。Aの美しさがもっとひきたつように♪あ、でもそうしたらまた皆Aのこと好きになっちゃうよね。そうなったら大変だなぁ。むしろAの全てを隠してしまった方がいいのかもしれない。ねぇどうしよっか、どうすれば僕だけのAになる？僕のものになるならなんだってするよ?ねえAこっち向いて。どうして拒むの?僕がそんなに嫌?嫌い？どうして、どうしてどうしてどうして！僕はこんなにAを愛してるよ。ならAだって僕のことが好きなはずだよね！ね、A！ふふ、嬉しいなぁ、Aとこうして二人きりでいられるなんて。誰にも邪魔されず二人きりで。Aの名前をこんなに呼べて。AAAAAAA！あぁ、なんて幸せなんだろう。ね、Aも幸せ？幸せだよね！だって僕はAを愛していて、Aだって僕のことが好きなんだから！！！！」
貴「ち、ちょっと待て！」
いきなりわけのわからないことをマシンガンのように発した雷蔵は、そのまま僕のことをうっとりと見つめた。
不破「やっぱりキレー♪ずううっと一緒にいようね♪」
貴「何でこんな・・・・ｶﾞﾊｯ！？)」
雷蔵の手が前髪を離した。その瞬間、僕は床に頭をうってしまった。・・というか、顔そのもの。
不破「ここに繋いどくね。」
雷蔵はいつもの表情で平然と柱に鎖をつけ始めた。
貴「うおおおおおいちょっと待てって！雷蔵、それじゃ僕動けないじゃん！！」
不破「だからだよー。」
雷蔵は、一呼吸おいて・・・。
・
不破「僕のものにするって、言ったじゃん？」
ニコっと笑うその表情は、僕にはただの絶滅宣言でしかなかった・・・。
ラッキーアイテム
革ベルト
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りー - 面白いです狂愛が好きなので更新頑張ってください次のお話も楽しみにしてます。 (2020年5月19日 17時) (
レス) id: 6afa837dbf (このIDを非表示/違反報告)
葵 - なんかこっちがいじめられてる気がする。 (2020年3月10日 11時) (レス) id: 6a4116cfed (このIDを非表示/違反報告)
喜八郎Love - 雷蔵こええww (2017年8月30日 14時) (レス) id: fdd786d715 (このIDを非表示/違反報告)
Glc6NWaEBCbEwku(プロフ) - すごい、おもしろいです。更新頑張って下さい！ (2017年1月14日 19時) (レス) id: e3f39520a4 (このIDを非表示/違反報告)
かり(プロフ) - 小説面白いです。五年生も狂愛も大好きなので、続きを楽しみに待ってます！更新、頑張ってください！！ (2016年8月18日 16時) (レス) id: e457974f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：次屋三乃 | 作成日時：2012年7月13日 17時
