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「えー！！付き合ったの！？」
「そうなのそうなの！！
…あっそうそう、それでね？なぜか真選組に挨拶行くことになって」
「え、何それ詳しく」
＊
「な、なんで挨拶に！？」
「ごめんね！！！やっぱり局長には伝えたほうがいいのかなって思って…！」
「…山崎さん、その土下座なんですか？」
「あっ……、い、いつもの癖で…」
「癖……？」
つまり、その癖を山崎さんに染み込ませてやがった野郎が真選組の中にいると。
「…よし、倒そう。」
「何を！？」
とは言っても、街でばったり会っただけなので、
そんなに綺麗な格好とかしてきていない。
だらしないって思われてないかな。
そして隣には山崎さんの手。
…付き合ってるんだし、手くらい繋いでもいいよね。
震えながら、山崎さんの手に触れてみた。
山崎さんはビク、としていたが、最終的に山崎さんから手を繋いでくれた。
かっこいい。かわいい。好き。
「…ここだよ、」
「…でか」と言おうとしたら、
門番らしき人が山崎さんに話しかけた。
「おー、山崎。…その女の子誰」
「ん、…と……。と、とりあえず通してくんない？」
「え、説明してくれよ。彼女なのか？なぁ彼女なのか！？」
「…お前か？山崎さんに土下座癖を染み込ませた野郎は」
「佐藤さん！？」
「ヒィ……。」
ちょっと睨んだだけで、こんな目をしてしまう人は
土下座癖なんてかけれなそうだな。
「ごめんなさい。通してもらっていいですか」と聞くと「全然！もう通っちゃってください！」と逆にお願いされてしまった。
「俺の癖をつけた人を探してるの…？」
「！ご、ごめんなさい！！勝手なことしちゃって…。
でも、！それだけ山崎さんのことが大切なんです！」
「…Aちゃんって呼んでもいい？」
「！？い、いいです、けど…。」
「ありがと！」
何その笑顔。
反則じゃね？
まじでかわいくね？
襲いたい。
「ん？見ない顔だな？」
「あっ、局長！！…えーと、」
「…山崎さんの彼女です！」
「そうか〜。かのじょさ……。てええェェェェ！？」
「あ、あの…地味な山崎に…。」
「ひどくないですか！？！？」
…山崎さんは地味じゃないのに、
何言ってんだこいつ。
とりあえず、切腹させるか。
＊
「てな感じでぇ〜。」
「え、待って死んでないよね？その人死んでないよね！？」
「…ん？」
「ん？じゃねぇよ！！」
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作者名：サラダ | 作成日時：2024年1月15日 13時
