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山崎side。
夜遅くに任務から帰ってくると、疲れが信じられないほど出てきた。
ご飯も食べてないし、ここ数日寝てないし。
…せめてご飯くらいはちゃんと食べるか。
「Aちゃん。いつもの」
「は、はい！！」
かわいいなぁ。
身長も俺より小さくて、
じたばたしてる姿も見てて癒される。
これ、Aちゃん見るだけでも全然疲れは抜けたんじゃないか。
そんなことを言うとAちゃんが怒っちゃうか。
「山崎さん、実は私も夜ご飯食べてなくって…、
ご一緒してもいいですか？」
「え、？いいけど…そうなの？」
「や、山崎さんの帰りを待ってたので！」
「……はー…、」
ダメだ、可愛すぎる。
「山崎さん…？もしかして…、また私何か、」
「ご、ごめん！何もしてない！食べよ？」
「はい！」
こんな空間、誰かに見られちゃったらどうしよう。
俺がいつも頼むカレーをおいしそうに食べるAちゃんを見る。
なんかこれ…、夫婦みたい。
俺の顔が一瞬で熱くなってしまう。
「…？どうかしましたか…。あぁっ、私の髪邪魔でしたか？」
「へ、あっいや！邪魔じゃない！！」
気がつくと俺はAちゃんの髪を触っていた。
今にもAちゃんの頭にはてなが浮かびそうだ。
言えるわけない。
無意識に触ってしまったなんて。
「…あ、言うのを忘れてました。」
「へ、ど、どうしたの？」
Aちゃんは満面の笑みを浮かべながら、
「おかえりなさい。退さん。」
照れくさそうにそう言った。
…心臓何個あっても足りないって。
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作者名：サラダ | 作成日時：2024年1月15日 13時
