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慧side


慧「美味いね、この店」


高木からご飯に誘われたから、いつものみんなで食べる居酒屋とかに行くのかと思ってたら、なんだかごっついゴリゴリのレストラン。


こんなところに改まって行くのは久しぶりで、何だか変に緊張してしまっている。



高「ここ、俺の好きな店なの」

慧「へ、へぇ…」


高木、こんなオシャレな店知ってるのかよ。


もしかして昔、彼女とかと来てたりしたのかな…。高木ならやりそうだよな、こういうところでサプライズとか。高木は女の気持ちよく分かるもんな。



慧「なぁ、どうして今日はここなの?もっと他にお店あったでしょ?」

高「え、まさか気に入らなかった!?」

慧「いやいや!!違う違う!美味しい!好き!なんだけどさ、」

高「じゃあ、なに?」

慧「なんか高木緊張してるし、俺もこんなレストランとか来たら緊張するし…どうしたの?なんか今日変だよ?」



そうやって聞いても、高木は黙って少し俯いて。



顔をあげたと思ったら、え…俺、見つめられてる?



真剣な顔。
やめろよ、俺、お前のその顔に弱い……かも。




高「伊野尾くんって、俺のこと、好き?」

慧「……っは?」


なにを、いまさら。

俺の気持ちなんか、変わんねぇよ。



慧「好きだよ。」

高「あ、ありがと。」

慧「おう、」

高「じゃあさ、もし俺が、伊野尾くんのこと好きだって言ったら、伊野尾君はどうする?」



慧「っ……。」




そんなの、今すぐ抱きしめて、キスして、付き合って、それでそれで……って俺、こんな時になんてこと考えてるんだよ。バカかよ。



そんなの、好きだって言われたら嬉しいに決まってる。



だって、好きな人と両思いになれるって、そんなこと、奇跡でしかないんだから。









高「好きだよ、伊野尾くんのこと。」





えっ?



今、高木、なんつった!?



全身の熱が顔に集まって、きっと真っ赤に染まっている顔を髪の毛で隠すように俺は下を向いた。




やばい、やばいっ……。






高「伊野尾くん」




他のお客さんの声なんか聞こえなくて。


まるで、2人だけの世界みたいに高木の、俺を呼ぶ声が俺の中をこだまして。




高「こっち見て?」




顔を上げたら。




向かいに座ってる高木が前に乗り出してきて。





ぐっと近づく距離に、いつもの強気でなんか出れなくて。




高「俺と、付き合ってください。」


俺の答えなんか、知ってるからか。


俺が答える前に、高木の唇が俺のに重なった。

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泣かせて見せよう - 早く続きみたいです!けとちねもっとみたいです! (2018年12月1日 23時) (レス) id: fe12f049fc (このIDを非表示/違反報告)
夕焼け - 続き早く読みたいです! (2017年5月1日 17時) (レス) id: d6828c72d6 (このIDを非表示/違反報告)
りょうぱち(プロフ) - やぶひかLoveさん» コメントありがとうございます♪他のペアもどんどん書いていきます!! (2016年12月24日 0時) (レス) id: 06fe3de9b1 (このIDを非表示/違反報告)
やぶひかLove - ゆとやまの出会い!…素敵ですね。あぁ、素敵ですね。笑 他のカップルの過去も知りたいです!続きが気になります! (2016年11月26日 8時) (レス) id: c5bd122c69 (このIDを非表示/違反報告)
りょうぱち(プロフ) - やぶひかLoveさん» ありがとうございます!!!やぶひか大好きです、はい!(笑)続き頑張ります♪ (2016年11月5日 22時) (レス) id: c2f6555a36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りょうぱち | 作成日時:2016年10月18日 19時

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