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知念side
夢中になって花火を見ていたら、急に圭人から名前を呼ばれて、圭人の方を見ると、やけに真剣な顔をして見つめられた。
どうしたんだろう？
そう思ったのと同時に、また名前を呼ばれて、
「好きだよ。」
何度目かの、君からの告白。
一瞬、時が止まった気がした。
嬉しい。嬉しい。
どうしよう、やばい。
早く、返事をしなきゃ。
いつもこう思うのに、口は動いてくれなくて、
思考は全く働かなくて。
どうしてこう大事な時に、鈍くなっちゃうのかな。ほんと嫌。
言わなきゃ、
僕も好き
って、
圭「ごめんね。何度も何度も。でも、これで最後にするから、だから、ちゃんと、俺のこと……振ってください。」
なんで？
振るわけない。振れるわけないよ。
こんなに大好きなのに。
ただ、素直になるだけ。
ただ、たったの二文字を言うだけ。
本当の、偽り無い気持ちを、伝えるだけ。
なのに……なのに……
またいつものように黙ってしまう僕を見て、圭人は儚く笑った。
そして、また「ごめんね。」と。
謝らなきゃいけないのは圭人じゃない。
僕だよ。
圭「無理、させちゃったね。もういいよ。ありがとう。気持ちを伝えられただけでよかった。」
バカだ。自分がバカすぎて涙が出る。
花火はまだ咲き続けて、盛り上がっているのに、僕の心は沈んでいく一方で。
圭人の心も、一緒。
圭「今までありがとね。告白、聞いてくれて。でも、もう諦めるから、安心して！…これからも、友達でいてくれる……？」
やだ……嫌だよ…！
頑張れ、僕。頑張れ。
侑「やだよ、僕。」
圭「え……？」
侑「友達なんて、嫌。」
圭人、待たせてごめんなさい。
我が儘でごめんなさい。
侑「友達じゃなくて、僕を、圭人の、恋人に、してくださいっ！」
隣に立つ君を抱きしめた。
涙がとめどなく溢れ出して、圭人の服を濡らしてしまった。
でも、離れることなんかできなくて、ただ抱きしめた。
好きだって、伝わるように。
大好きだって、分かってもらえるように。
圭「ち…ねん？」
侑「好き」
ずっと伝えたかったこの二文字。
やっと言えたよ。
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りょうぱち(プロフ) - uuuさん» ありがとうございます！！もうやぶひか大好きです(ﾉ*´з｀)ﾉ私も書いててきゃー(*ﾉдﾉ)ってなりました(笑)これからも頑張ります♪ (2016年6月5日 5時) (
レス) id: 37b530e55a (このIDを非表示/違反報告)
uuu(プロフ) - やぶひか（はぁと）安定の萌えです！もうキュンキュンしまくりです！たまらないです！！( ´艸｀)ラストの大ちゃんが見えなかった薮さん愛しい(≧∀≦)色んな萌えが詰まってて大好きな作品です！！これからも楽しみにしております♪o(^-^)o (2016年6月5日 0時) (レス) id: 56a0bbe7d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょうぱち(プロフ) - uuuさん» ありがとうございます(*^^*)ゆとやまのこれからを検討中です……！ (2016年5月31日 21時) (レス) id: 37b530e55a (このIDを非表示/違反報告)
uuu(プロフ) - こんばんは！今日も素敵です（うっとり）ゆとやま切なくて可愛くて、ただただ続きを楽しみにしております！(o´∀｀o) (2016年5月30日 23時) (レス) id: 56a0bbe7d8 (このIDを非表示/違反報告)
りょうぱち(プロフ) - uuuさん» ありがとうございます！嬉しいです♪♪ (2016年5月29日 21時) (レス) id: 37b530e55a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょうぱち | 作成日時：2016年4月17日 22時
