噂のふたり ページ41
*
side.A
ここはちょっぴり田舎の街。
私はこの街に住む高校2年生である。
そんな私には毎日、電車が一緒の他校の男子高校生2人がいる。彼らはいつもべったりだ。
大抵、2人のうち背が低くて可愛らしい顔の男の子が電車の発車時刻の15分前からいる。
彼は色白で美人。カッコイイ、という言葉よりも綺麗という言葉の方が似合うようなそんな男の子である。
そんな彼の元に少し遅れて、小さな彼よりうんと背の高いイケメンが駆け寄っていく。
イケメンは、爽やかで爽やかで、爽やかで。笑う度に、植物が生まれそうな…感じだ。あくまでイメージだが。彼はきっとモテるに違いない。
そんな彼らはとても仲良しだ。
仲良しと言っても、ただの仲良しではない。
彼らからはただならぬオーラが放たれている。気がする。
「おはよ、涼介」
「ん、おはよ」
長身イケメンは、小さな美人(以降、涼介と呼ぶ)に駆け寄り、とびっきりのスマイルで朝の挨拶。
涼介はいじっていた携帯から目を離さず、挨拶を返した。
涼介は比較的塩対応な気がする。
しかし、長身イケメンはそんなこと気にすることも無く、変わらずグイグイいく。
「んーっ、今日も格別だなぁ。」
すー、すー、すー、すー、という規則正しい呼吸音が聞こえて、密かに彼らに目線を向けると。
あろうことか、長身イケメンは涼介の頭に顔を埋め、精一杯に彼の髪の毛の匂いを吸い込んでいた。
そして先程のセリフである。
あんなフェイスを持ち合わせていながら、彼は変 態なのか…？
「やめろっ、匂い嗅ぐなって言ってるだろ？」
涼介はやっと携帯から目を離し、長身イケメンを見上げながら必死に抵抗しているようだが…。
だが、長身イケメンにグイッと頭を引き寄せられた涼介は不意をつかれたようで、あっさりと抑え込まれ、変わらず匂いを嗅がれる始末。
しょうがない…あの身長差なら…しょうがない…。
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もも(プロフ) - もう何度読んだかわかんないくらい読みましたけど、アタシも噂のふたりを観察したいし会話を盗み聞きしたい〜！！！どのゆとやまちゃんも最高に可愛かったです (2019年12月12日 10時) (
レス) id: 1da0e85042 (このIDを非表示/違反報告)
りょうぱち(プロフ) - あいさん» ありがとうございます〜！陽キャな2人を書けて良かったです！ (2019年9月29日 22時) (レス) id: 73438a5746 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 陽キャゆとやま最高です！！りょうぱちさんのゆとやま大好きです！ (2019年9月29日 12時) (レス) id: e3aa8eb60d (このIDを非表示/違反報告)
りょうぱち(プロフ) - 山受け信者さん» こちらこそ、リクエストありがとうございます！ (2019年2月16日 17時) (レス) id: 73438a5746 (このIDを非表示/違反報告)
りょうぱち(プロフ) - 山受け信者さん» コメントありがとうございます^^*リクエストなさってくれるなら是非とも書かせていただきます！ちょうど次のお話何にしようか悩んでいたところなので…！笑 いつもありがとうございます^^* (2019年1月19日 23時) (レス) id: 9cecffa59a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょうぱち | 作成日時：2018年12月21日 19時
