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「…A、」
『んー?』
「一緒に…帰ろう…」
部活が終わり、部室に鍵をかけたところで、研磨が話しかけてきた。
『いいけど、黒尾さんたちは…』
「今日は、その…2人で帰りたい」
『…うん』
2人で帰りたい、って急にどうしたんだろう。
まだ何があると決まったわけでもないのに、心拍数が上がった。
「じゃあ、先に帰るね」
『さようなら』
「おーう」
「また明日なー」
皆に挨拶して2人で校門を出た。
夜道に2人の足音が響く。
「今日は、ありがとう」
『ん?』
「部室でお祝いしてくれたこと」
『ああ、アレはみんな「トラから聞いた」
え…?
「Aが企画してくれたんでしょ、アレ」
山本、明日会ったら殴る←
『ん…まぁ…』
「ありがとう」
そんなに優しく笑まれたら…
『っ………好き…だから…』
「……え…?」
ダメだよ。
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ヤマダノオロチ(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(^_^) (2017年4月2日 21時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 研磨が可愛かった! (2017年4月2日 20時) (レス) id: 7443137317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤマダノオロチ | 作成日時:2016年10月16日 12時